タッチ操作はカメラ以外にも利用可能だが
縦画面ではそんなに使わないかも
P-03Cはすべての機能がフルタッチで操作できるわけではなく、タッチ操作ができる画面ではタッチアイコンが表示され、それで判断できる。ただ実際に使っていると、横画面ではタッチ操作をよく使うのだが、縦画面ではカーソルキーなどで操作するほうが自然という場面が多い。そのため「フルタッチじゃないから困る」というシーンは特にない。
操作自体もタッチ、ハードキーを意識することなく、自然に使い分けられる。たとえば地図アプリはタッチ操作には対応していないので、アプリを起動したとき「ここでタッチ操作ができれば便利かも」と思ったのだが、実際に操作するとカーソルキーを使った操作がとても速く、特段困らない。
一方でクローズ時に画面操作をするのなら、タッチ操作が便利だろう。そこはちゃんと考えられており、たとえばメインメニューの表示は通常はカーソルキーで選ぶものの、一方で「タッチメニュー」が用意されており、そちらに切り替えると指でポンとタッチしながら機能を使える。
またキーロックがかかると、カギのアイコンを横にスライドしてロックを解除するという、スマートフォン風の操作にもなっている。L-03Cもそうだが、この冬春モデルのタッチ操作対応のケータイは、従来型ケータイからスマートフォンへの機種変更を迷っている人にとって、ワンクッションになりうる機種が多い。
また先ほど少し触れたが、本機には無線LANも搭載されている。アクセスポイントモードには対応していないものの、バックアップ機能を使えるので、大きな写真の送信には便利。他にもBDレコーダー連携にも対応しており、レコーダーでケータイ用に録画したデータの再生が可能。さらにDIGAリモコン機能もあるので、パナソニックのレコーダーを持っている人はより便利に使える。
軽快操作のカメラが欲しい人向け
前回紹介した「L-03C」は沈胴式のズームレンズのインパクトが大きかったが、そのぶん起動から撮影までにはちょっと待たされる感じがあった。ポケットから取り出して、サッと撮影するのなら、P-03Cのほうが有利かもしれない。
カメラ機能以外もサクサク操作で、メニューの選択もストレスを感じない。ワンセグにもタッチメニューが用意されていたり、縦横の使い分けもおもしろい。普段使いのケータイとしても、デジカメとしても、どちらも満足できる一台となっている。
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