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アニメファンならぜひ行きたい!聖地巡礼ツアー 第11回

1日でどれだけ回れるか!? 関東の聖地を電車で限界巡礼

2011年02月02日 20時00分更新

文● 小野坂 怜

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第5ポイント:千葉駅(9時27分)

 錦糸町駅からは総武線の快速を使い、千葉駅まで一気に東へ移動だ。この千葉駅周辺が舞台となるのは、2010年秋にアニメが放送されて話題となった「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」である。駅周辺もさることながら、主人公の高坂京介と幼馴染の田村麻奈実が会話をしている公園や通学路などが多数登場する。

千葉駅の北口前。直線距離だと遠いが、快速を使うと錦糸町から30分程度で到着する

千葉駅から歩いて15分ほどのところにある千葉公園。公園内の池と、近くを走る「千葉モノレール」の線路が劇中の背景として登場

同じく千葉公園内にあるベンチ。ここで京介が麻奈実に、相談内容の進展を伝えていた

 千葉公園を訪れるときは、「千葉モノレール」を利用することを勧めたい。路線内には公園前に停車する、その名も「千葉公園駅」が存在しているからだ。
 なお、作品の方向性から、秋葉原が登場することが多い本作品。実は、最初に秋葉原を訪れたときに桐乃がオフ会で参加する際に登場するポイントを撮影していたのだ。もちろん、朝6時代の撮影なので、店内などは無理だったが。

京介と桐乃が口論するのが、「AKIHABARAゲーマーズ本店」だ

6階にある「CURE MAID CAFE」がオフ会の会場となった

そのCURE MAID CAFEが入っているビルの1階には、所狭しとガチャガチャが置いてある「秋葉原ガチャポン会館」がある

秋葉原の新名所、「GUNDUM Cafe」も第5話にて登場

ソフマップ音楽CD館の広告は、タイミングよく「俺妹」のBD&DVDだった

第6ポイント:千住大橋駅(11時33分)

 シュールなギャグが魅力で、第2期も制作された「荒川アンダー ザ ブリッジ」の舞台は、タイトルとは少し違う場所がモデルとなっている。劇中では荒川の河川敷が舞台となるのだが、アニメ化された際に背景として使用されたのは、隅田川だったというのが通説だ。
 お昼も近づき、気温が上昇してきたのだが、巡礼ポイントが「千住大橋」のため、かなり風が厳しい巡礼地だ。今回のように冬に巡礼する場合は、寒さを覚悟して訪れてほしい。

最寄りの「千住大橋駅」は京成本線のため、今回購入した一日乗車券ではなく、通常運賃を支払う必要がある。京成船橋~千住大橋間で310円だ

主人公であるリクが、ヒロインのニノに貸しを作ってしまう事件の際に、空を舞うベルトのシーンで登場

リクやニノ、村長たちが住む河川敷にかかる橋のモデルのため、さまざまなカットで登場する

車は進行方向で橋が分かれているほか、歩道も両側に広く設置されている。よほどのことがない限り撮影のタイミングに困ることはないだろう

こちらは、2つある橋を行き来するための階段

交差点名も「千住大橋」なので、かなり見つけやすいだろう

第7ポイント:駒込駅(12時15分)

 先日開催された冬コミでラストエピソードが発売された「うみねこのなく頃に」の舞台は、07th Expantionの前作「ひぐらしのなく頃に」と比べると聖地が転々としている。今回訪れた駒込には、ゲストハウスの建物外観とバラ園のモデルとなった「旧古河庭園」がある。

ここで、再び山手線沿線に戻ってきた。前のポイントである千住大橋駅からは、「日暮里駅」まで京成本線を利用するので別途150円が必要となる

現在は真冬なので、バラが1つも花をつけておらず、淋しい風景となってしまった。6月頃は満開のバラを見ようと大勢の観光客が集まるそうだ

バラ園に入る前の階段から洋館をパシャリ

真里亞のバラを探すシーンでは、かなりバラ園は大きく描かれていたが、モデルとなったバラ園はさほど大きくはない

洋館正面のバラ園だけでなく、横にもバラが植えられている。こういった心配りが“お金持ちの家”といった感じだ

第8ポイント:池袋駅(13時27分)

 ツアーを開始してから、早くも7時間以上が経過し、何も食べていない筆者としてはそろそろ限界。そんな中、ようやく到着した池袋。ここは、「デュラララ!!」の舞台となっている街だ。
 池袋の街を舞台に、カラーギャングの抗争や高校生たちの青春活劇を描いた本作は、すべてのシーンの背景に池袋の景色が見られると言っても過言ではないほど。そのため、聖地巡礼の醍醐味であるアニメの世界にどっぷりと浸かりたいと考えるならば、この池袋が最適だ。
 当然ながら、昼食もデュラララ!!に登場するお店「瞠 池袋店」をチョイス。ここでなんとか、空っぽだった胃に食べ物を放り込むことができた。

池袋駅は利用客数の多さもさることながら、かなり出口が多い。かつ、「西口」と「東武口」が同じ方向というわかりにくい立地をしているのも迷う原因。間違えないように気を付けたい

あまりの空腹に、巡礼より先に昼食を取った筆者。主人公の竜ヶ峰帝人が第5話で夕食を食べていたのが、この「瞠 池袋店」

筆者が注文したのは、「らーめん」の大盛りで、スープはこってり。中盛りが無料というサービスをしているため、大盛りはかなりの量がある。そのため、ぺったんこだった胃は満杯になってしまった

こちらは、同行者Kが注文した「つけ麺」の大盛り。らーめん以上の麺の多さに、最後は苦しそうにしていた

劇中でもよく登場する「サンシャイン60通り」。その中でも、このゲームセンターのオーロラビジョンは、さまざまなネタに使われていた

ここ、実は第1話でダラーズのひとり、渡草三郎の車を駐車していたコインパーキングなのだが、現在は閉鎖されている。人通りの多さに、車が入りにくかったのが敗因だろうか……

サンシャイン60通りと首都高速がぶつかる交差点にある「東急ハンズ」。第1クールの最後に、帝人と矢霧波江の戦いの現場として登場

「アニメイト池袋本店」の前にある「東池袋中央公園」も、よく出てきた場所だ

こちらの時計塔は、上記の東池袋中央公園にあるもの。ワンシーンの背景として、ときどき現れた

東池袋中央公園から見上げる「サンシャイン60」。真下からでは、流石に首がかなり疲れる高さだ

第9ポイント:高田馬場駅(15時05分)

 池袋で満腹となった筆者は満腹感ゆえか、痛恨のミスをしてしまう。それは、次の目的地が「西早稲田駅」だったのだが、西早稲田駅で聖地巡礼したのち、「高田馬場駅」に移動しようと考えていたにもかかわらず、池袋駅から直接高田馬場駅に行ってしまうというミス。これにより、最寄り駅ではない高田馬場から巡礼ポイントまで歩く羽目になってしまった。
 そんな西早稲田(高田馬場)付近が聖地となっている作品は、年末までノイタミナ枠で放映されていた「海月姫」だ。

早稲田大学が近いためか、祝日でも若者が多く賑わっていた高田馬場駅

主人公たち「尼~ず」が住む「天水館」として登場するアパートは、「日本館」という学生下宿だ

劇中では男子禁制という設定だが、現実では女人禁制の下宿だったりする

築70年以上の建物らしく、レトロな雰囲気が好印象。早稲田大学を始め、各大学が近いため学生限定となっているのだが、筆者個人としてはものすごく住みたい物件だ

(次ページへ続く)

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