ミニチュア風写真をiPhoneで手軽に作成
iPhoneのカメラアプリはとにかく数が多いが、その中でも人気があるカテゴリがミニチュア風の写真を撮れるというもの。今回はその中からArt & Mobileの「TiltShift Generator」(115円)を紹介したい。
TiltShift Generatorの使い方は簡単。アプリを立ち上げてカメラでその場で撮影するか、あるいは標準のアルバムから写真を読み込む。これで自動的にミニチュア写真風に見えるフィルターが適用される。ただ、自動ではあまりそれっぽく見えないので、手動でボケ具合や色、明るさなどを調整していくという流れになる。
ボケ具合の調整は、円、または線でピントを合わせる領域を指定し、それ以外の部分をぼかすという処理になる。円の場所や線の向きを自由に変えられるほか、画面下のスライダーを動かせばぼかす範囲を変えられる。この処理でうまくミニチュアに見えるかどうかの大半が決まるので、色々と試してみよう。
ボケ具合と同様にポイントになるのが色の調整である。TiltShift Generatorでは、彩度と明るさ、コントラストを調整することが可能だ。
彩度とコントラストを強めにすると、偽物っぽさが強く出てミニチュアっぽい雰囲気が出てくる。さらに周辺光量の調整も可能で、周辺を暗くすることで、トイカメラで撮影したような雰囲気を出すことができる。
実際にミニチュア写真っぽく見せるには試行錯誤を繰り返す必要があるが、うまくできるとかなり楽しい。無料のお試し版も提供されているので、興味があるならぜひ一度試してみよう。
◆
今回3本のアプリを紹介したが、これはごくごく一部。そのほかにもApp Storeには多数のカメラアプリが登録されている。これらのアプリを使いこなせば、iPhoneで撮影する楽しみがグッと増すのは間違いない。標準のカメラアプリで十分だと食わず嫌いせず、ぜひ色々と試してみてほしい。
この連載の記事
-
第95回
AV
映像を見ながらコミュニケーションを楽しむ「RZタグラー」 -
第94回
AV
録画番組の視聴スタイルを変えるAndroid端末「SV-MV100」 -
第93回
AV
HD動画もスムーズ!? 「iPad 2」のAV機能をチェック -
第92回
AV
ガツンとくる重低音ヘッドフォン 気になる3機種をチェック! -
第91回
AV
電車の中でも気軽に作曲! iPhone用シーケンサを試す -
第90回
AV
カメラ機能を愉快に使う! 特選Android用カメラアプリ -
第89回
AV
iPad版「Garage Band」で気軽に音楽制作! -
第88回
AV
iOS 4.3に組み込まれたホームシェアリングを試す! -
第87回
AV
編集機能が大幅強化! 生まれ変わった「TMPGEnc」 -
第86回
AV
Androidスマホは万能動画プレーヤーになれるのか!? -
第85回
AV
iPhoneより便利? Androidの音楽再生環境をチェック! - この連載の一覧へ