日本ビクターから、高速な連写性能や60pのフルHD動画撮影が特徴の“HDハイブリッドカメラ”「GC-PX1」が発表された。2月発売予定で、予想実売価格は10万円前後。
本機は動画撮影だけでなく、静止画撮影にも重きを置いているのが特徴。同社が開発した「FALCONBRID」(ファルコンブリッド)と呼ばれる高速な画像処理エンジンを搭載し、静止画撮影では576万画素で秒間60枚、1000万画素で秒間30枚の連続撮影が行なえる。
動画撮影では秒間300コマのハイスピードムービー(640×360ドット、音声なし)を連続2時間撮影可能。AF操作などを行なわない固定カメラのような使い方であれば、バッテリー駆動でも2時間連続で撮影し続けられるという。
また、動画撮影は1920×1080ドット、60pの撮影が可能。従来の60iよりも情報量が増えるため、ビットレートは36Mbpsとなる。なお、動画撮影中の静止画同時撮影(576万画素)も可能だ。
動画の保存形式はMPEG-4(H.264)となり、PCではQuickTimeプレーヤーなどで再生が可能。同梱ソフトウェアである「LoiLoScope FX」を使えばトリミングやクロスフェードなどの編集も行なえる。
撮像素子は1062万画素の1/2.3型裏面照射型CMOSセンサーを搭載。感度はISO 6400まで対応する。レンズは光学10倍の「コニカミノルタHDレンズ」を採用し、光学手ブレ補正機能を内蔵する。
背面モニターは3型で、上下に180度回転するバリアングル方式を採用。さらにタッチパネル式で画面に触れることでメニュー操作などを行なえる。
内蔵メモリーは32GBで、このほかにSDHC/SDXC対応のSDメモリーカードスロットを装備。Eye-Fiにも対応する。