このページの本文へ

低価格HDビデオカメラにタッチ機能搭載

タッチパネルで快適に!? ソニー「Bloggie Touch」を検証する

2011年01月26日 12時00分更新

文● 周防克弥

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

縦位置/横位置両対応の操作画面

 撮影方法はとても簡単。モニター下の動画ボタンを押せば動画の記録が始まり、もう一度押すことで動画記録が止まる。動画記録中に静止画用のシャッターボタンを押すと、動画記録が途切れることなく静止画の記録も行なえるようになっている。

 動画の記録方式は、PCで取り扱い易いMPEG-4を採用している。記録メディアは8GBの内蔵メモリーのみで、メディアスロットがないためメモリーカードの入れ替えなどはできない。

横位置撮影時の画面表示。右側にズーム、四隅に機能を呼び出すボタンが備わる。すべてタッチ操作だ。左上がカメラ設定、左下がセルフタイマー、右上が記録解像度設定、右下が再生切り替え

横位置撮影時の画面表示。右側にズーム、四隅に機能を呼び出すボタンが備わる。すべてタッチ操作だ。左上がカメラ設定、左下がセルフタイマー、右上が記録解像度設定、右下が再生切り替え

カメラを縦に構えると自動的に縦位置撮影画面に切り替わる。ズームボタンが下部に移動する以外、ボタン配置は変わらない

カメラを縦に構えると自動的に縦位置撮影画面に切り替わる。ズームボタンが下部に移動する以外、ボタン配置は変わらない

撮影に関する設定は記録解像度くらいしかない

撮影に関する設定は記録解像度くらいしかない

セルフタイマーは2秒と10秒が選べる

セルフタイマーは2秒と10秒が選べる

静止画の記録解像度を最大の4:3比率にしていると、プレビューでは上下が切れた16:9でしか表示されない(左)。しかし、シャッターボタンを半押しにしてフォーカスロックされると、写る範囲が確認できる(右)

再生画面はサムネイルの一覧状態が基本

再生画面はサムネイルの一覧状態が基本

再生画面も本体を縦にすると縦位置で表示される

再生画面も本体を縦にすると縦位置で表示される

サムネイル画像をワンタッチすることで1枚表示になる。左右に指でフリック操作をすることでコマ送りが可能だ

サムネイル画像をワンタッチすることで1枚表示になる。左右に指でフリック操作をすることでコマ送りが可能だ

2本指でのマルチタッチには対応しておらず、さらにタッチすると拡大表示になる

2本指でのマルチタッチには対応しておらず、さらにタッチすると拡大表示になる

動画の再生画面では再生ボタンとボリュームボタンが増える

動画の再生画面では再生ボタンとボリュームボタンが増える

全周360度のパノラマ動画は継承

「360ビデオレンズ」の装着はBloggie Touchに載せるだけ。逆さにして振ってもそう簡単には落ちないくらいの磁力で固定される

 レンズが回転しなくなったため、自分撮りがしにくくなってしまったのは残念だが、360度のパノラマ動画を撮る機能は健在だ。付属の「360ビデオレンズ」を装着するだけで撮影ができる。

 360ビデオレンズはBloggie Touch本体に被せると磁石で固定され、カメラ側の設定が360度パノラマ撮影モードに自動的に切り替わる。

360ビデオレンズを装着しての撮影画面は、円形の魚眼レンズのような絵で記録される

360ビデオレンズを装着しての撮影画面は、円形の魚眼レンズのような絵で記録される

360度のパノラマ動画を記録できるが、カメラ本体では展開しての再生は行なえず、撮影時と同じ画像が再生される

360度のパノラマ動画を記録できるが、カメラ本体では展開しての再生は行なえず、撮影時と同じ画像が再生される

 撮った映像をそのままカメラで再生すると、ただの円形魚眼レンズのような絵だが、撮影した動画をPCに転送して展開することで、パノラマ動画にできる。

 変換後のサイズは、標準画質(640×480ドット)と高画質(1280×720ドット)の2つから選べるが、どちらにしても横に長いパノラマ動画なので、上下に大きく黒いマスクが入ってしまう。

付属の専用ソフト「Bloggieソフトウェア」で360ビデオ画像を選択し、ビューアーを起動させる

動きながら撮影した動画では、専用ビューワーで中心点の位置調節を適切に行なわないと展開後の画像が上限に激しく揺れてしまう(下の動画を参照)


中心点の調節をした動画




中心点を調節せずにそのまま変換した動画



カテゴリートップへ

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中