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Think、そして個人向けのIdeaを

破竹の勢いで進むレノボ、その新しい側面

2011年01月24日 18時00分更新

文● TECH.ASCII.jp編集部

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Windows 7とAndroidが融合した2in1ノート

 徳力氏はイベントでの目玉として、「IdeaPad U1-Hybrid」(YouTubeの動画)にも言及した。Windows 7搭載のパソコンとAndroidベースのスレートPCを組み合わせた注目の2in1ノートだ(関連記事)。

 まずは中国市場で展開し、米国や日本での販売は未定とのこと。Contents Consumption(コンテンツの消費)とContents Production(コンテンツの生産)という両方のニーズに対応できる製品であるため、ケータイ世代に受け入れられるのではないかとした。

右側のパスをよく見ると、ThinkPadのキーボードをあしらったデザインになっていることが分かる。こうしたものを制作するにはコストもかかるが、首から提げて会場を歩いてもらうとと、それだけに宣伝になるのだという。

 徳力氏は、米国でのソーシャルメディアの受容状況に関して以下のようにコメントする。

徳力氏 「米国のソーシャルメディア人口は6割とも言われるが、電車の釣り広告にもFacebookの広告が普通に見られた。驚いたのは、URLなどと同様の扱いでTwitterやFacebookアカウントへの誘導が図られていること」

 CESには報道関係者とは別にブロガー向けの取材枠が用意されているが、5~6000人の参加があるという。

 以上の話を聴くだけでも、実直な技術の会社という国内でのレノボとはずいぶんと異なる企業イメージが垣間見ている。パソコンメーカーとして確固たる技術力が求められるのは言うまでもないが、パソコンの可能性を広げる新しいチャレンジや、ユーザーとのやり取りの中で最適解を見つけて行くという雰囲気があることが分かる。

 なお、今回の記事は、レノボ・ジャパンがFacebookで募集したユーザーを六本木ヒルズの本社に招いて実施したイベント「Facebook レノボ・ジャパン公式ファンページ ファン限定2011 CESリポートイベント」に基づいて執筆している。イベントでは、これ以外にも同社が年明けに発表した新技術「Lenovo Enhanced Experience 2.0」の説明と、高速起動のデモも実施された。

 開発者インタビューを含めたこの技術の詳細は別記事でまとめる予定なので、合わせて参照してほしい。

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