文字入力やタッチの操作はスマートフォン風
待受画面はスマートフォンのホーム画面のようにアイコンが並んでおり、また文字入力も表示されたボタンをタッチして入力する。アイコンをポンと押して、機能を呼び出すのは軽快だし、スマートフォンに触れたことがなくて、フルタッチ操作は初めてという人でもすぐ慣れる。ただスマートフォンよりは画面が小さく、長文の入力はハードキーよりも手間がかかる印象だ。
メインメニューはラインスクロールという、縦にスクロールして機能を選ぶメニューになっている。タッチ操作をすぐに実感できて良いと思うが、通常のケータイ風にも設定で変えられる。
iモードやフルブラウザーの閲覧は画面が小さいこともあって、スマートフォンのようにいろんなページをどんどん見ていくような使い方はストレスがたまるかもしれない。しかし目的のサイトが決まっていて、それをサクっと見る、といった使い方なら気にならない。
ケータイゆえにシャッター音が消せない点は注意
最適なシーン設定を自動的に行なうインテリジェントオートやマクロ撮影、顔認識など、特別に派手な機能があるわけではないが、ケータイカメラとして見ても、デジタルカメラと見ても、主な機能はそろっている。前述した独自のハードキーを使えるので、タッチ操作を間違ってまごまごしているうちにシャッターチャンスを逃した、なんてことはなさそうだ。
ただし撮影時には、小さいながらも必ずシャッター音が鳴る。音の種類は変更できても、あくまでケータイということで消音設定でシャッター音を消すことはできないようだ。パシャパシャ撮影しているシーンには良いが、静かな場所で音を出すのがはばかられるようなシーンでは注意したい。
写真を見る場合はスライドショーの再生が可能。撮影した写真を見ている画面からそのままメールに添付して送れる。また撮影した画像には情報が登録されていて、ISO感度や絞り値、シャッタースピードの確認もできる。
新しいデジカメを買う? それともL-03Cを買う?
カメラの操作は実に快適。カメラに詳しい人はもちろん、“撮影するのが好き”という人も検討してほしい。ドコモのサービスエリアの広さを活かし、旅先から写真をどんどんネットにアップロードしたり、メールで送ったりできる。新しいケータイへ買い換えようと思っている人だけでなく、新しいデジタルカメラを買いたい、と思っている人にもオススメだ。
特にケータイカメラの操作や画質に不満があったカメラファンは、L-03Cでイメージを一新するはず。カメラが好きな人ならきっと楽しんで使えるはずだ。
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