凸版印刷、インテル、ビットウェイは1月20日、電子書籍市場の早期拡大へ向け協力することで合意した。
ビットウェイは、凸版印刷とインテルコーポレーションがグローバルに展開する投資部門のインテルキャピタルから第三者割当増資を通じた投資を受ける予定。この調達資金をもとに電子書籍事業を強化するため、BookLiveを新たに設立し、クラウド型電子書籍ストア「BookLive!」の運営を2月上旬より開始。出版社との協業で動画やCG、広告との連動など、新しい表現手法や販売方法の確立を目指す。
凸版印刷は、今回の投資を通じて、ビットウェイを中心とした電子書籍事業の強化を図り、さらに本事業で蓄積したビジネスプラットフォームを他の市場(流通、通販、教育など)へも展開していく。
インテルは、書籍のデジタル化、その流通と利用を促進する計画。インテルは、ブックライブの事業において、電子書籍プラットフォーム環境の構築や、電子書籍のビューア(閲覧アプリケーション)の開発などについて技術協力を行なう。
また、今後の展開として3社は、デジタルサイネージや教育・教材市場などの分野でも、事業拡大に向けた協力を検討する予定だ。