「モバイルSuica」が使えない!?
だからiモード契約を残すのか……
一方で、一番「えっ!?」と驚いたのは(事前に調べておけば分かったことではあるが)、現時点では「モバイルSuica」が利用できないこと。
REGZA Phoneは「おサイフケータイ」対応だが、モバイルSuicaはまだスマートフォン向けのサービスを開始していないのだ。
つまり現状、モバイルSuicaに関しては前の携帯電話を利用しなければならない。モバイルSuicaを使うためには端末にSIMカードが差さっている必要があり(SIMなしで試してみたがNGだった)、さらにiモード契約も継続していなければならない。
ここで先の店員さんの“素晴らしい助言”が生きてくるわけである。とはいえ、いちいちSIMカードを抜き差ししてまでおサイフケータイを利用するのは面倒であり、結局、現在は通常のSuicaカードを利用している。スマートフォン向けのモバイルSuicaがサービスが開始されたら、改めて利用することにしよう。
次いで驚いた、というより最初に悩んだのがspモード。spモードでは新たにメールアドレスが1つ割り当てられるが、このメールアドレスとiモードで利用していたメールアドレスを交換することができる。これはspモードの設定サイトから変更できるのであるが、最初はこのサイトにアクセスできず、ちょっと困惑した。
理由は簡単で、私が無線LANでアクセスしていたためだ。spモードは3G回線のみで利用できるサービスで、利用にあたっては明示的に3G回線に切り替えなければならない。家や会社の無線LAN環境にREGZA Phoneが接続されている場合、設定でWiFi機能をオフにしなければならないのだ。考えてみれば当たり前なのだが、「これ何でメール受信しないんだ!?」と悩んでしまった。
留守番電話機能が本体に備わっていないことも、驚かされたことのひとつだ。REGZA Phoneで留守録を設定しようとメニューを探したのだが、サービスの設定以外の項目が見つからない。
これまで私は携帯電話の留守録機能を利用していたため、留守番電話サービスには加入していなかった。慌てて留守番電話サービスに加入したことは言うまでもないが、このことに気がつかないままでいたらどうなっていたかを考えると、ちょっと恐ろしい。
このほか、防水仕様であるがゆえの気になる部分がいくつかある。例えば、microSDカードスロットが電池室にあるため簡単にアクセスできないことや、防水性を保持するため2年に1回の部品交換が必須であること、手が濡れているとディスプレーに触れても操作できないこと、などなど……。このあたりもまたの機会に詳しく触れていきたい。
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