参加者たちはかく語りき
ミワ
ママチャリGPには魔物が棲んでいる!
開催日前日、編集部Oの自転車が何者かに破壊された。ママチャリGPに参加するために色々と買い込んでいた30分で、愛車が見る影もなくなっていたという。そして参加して1週間が過ぎようとしていたある日、私にも悲劇が訪れた。都心に買い物に出かけ、最寄りの駅に帰ってきて目の当たりにしたのは?? 前輪のない自転車!
駅から自宅までの約2㎞を、左手で買い物袋を抱え、右手で重さ20㎏の電動アシストチャリを支えながら帰った。気温が低いにもかかわらず汗だくになったのは言うまでもない。あな恐ろしや、ママチャリGP! ママチャリGPに巣くう魔物は参加者達に不幸をもたらしたのである!(え?
コバヤシ
何となく人数調整で参加することになった私ですが、息切れしつつ3周ほど参加してみました。走り終わった後、レストラン・オリヅルのドリンクバーで飲んだコーラがうまくて最高でした。
出発前、新宿駅から会社に向かう道のりの時点で寒さに凍え、夜12時に出発する頃には眠くてテンションがダダ下がりだったのは秘密です。富士スピードウェイが荒川沿いにあるか、5月ぐらいの気候が穏やかな時期だったらまた参加したいです。
サクマ
「富士スピードウェイ? あー、ミクGTの応援シートやタイヤ転がしで何度も行ってるよ。感覚的には横浜の2駅先くらいかな。目をつむれば、こう、最終コーナーからロングストレートへの立ち上がりが自然と浮かんでくるね……。うん、それで?」
そんな余裕のママチャリGP初参戦のハズだった。
約1300台中1231位だったのにはもろもろの理由(言い訳)はあれど、それは記事本文に譲るとして、個人的に一番イタかったのはiPhoneに入れておく楽曲のリストアップ。iPhone 4を買ってから(というか買う前から)、実は一度もiTunes Storeで音楽をダウンロード購入したことはなかった自分。
それこそ10年前は、洋楽邦楽を問わず毎月十数枚ずつ、ほぼジャケ買いする自分が、音楽配信のビッグウェーブが来た途端、ピタリと購入を止めてしまった。最近iPhoneで聞くのは、もっぱらradiko.jpでInterFMという毎日だった。
ママチャリGPの朝は早い。夜活動して、夜明けと共に眠りにつく完全夜型編集者としては、早朝(朝8時)から身体を目覚めさせて自転車を漕ぐには、ビートの効いた音楽が絶対必要! なので、iPhoneでアゲアゲの曲をたっぷり聞いて、モチベーションを十分上げてから国際コース4.5kmを颯爽と周回するぜ! と決め込んでいた。
ところが前日の夜にiTunes Storeを探してみると、目的の曲がどうにもこうにも見つからない。どんな曲を探したかというと、主にプロレスの入場曲だ。のっけからビートは最高潮、スモークとスポットライトに照らし出され、縦横無尽に暴れながらリングに駆け寄る巨人ども。それを迎えるリングアナの名調子。ペダルを漕ぐ太ももにも自然と力がみなぎるはず。1周が2周に、もう1ラウンド余計に戦えるはず!
……と勢い込んでいたのだが、探せど探せど、見つかるのはせいぜい洋楽の原曲かオルゴール版が関の山。徹夜で富士に着いてオルゴールなんか聴かされた日には、自転車じゃなくて船漕いじゃうよ。
結局買った曲リストは以下の通り(一部抜粋)。うーん、これならもっと時間をかけて、CDで原曲を揃えておいて、iTunesに取り込んでおくんだったよ!
- ふり向くな君は美しい - ブラバン!高校サッカー2
- 高校サッカーテーマ曲。ママチャリGPの翌日が決勝戦だから
- スカイ・ハイ - ファンタスティック・エクスプロージョン 2
- ミルマスカラスの入場曲。ただし原曲のためイントロが長いのが難
- 移民の歌 (LIVE VER.) - L*Z ZEPPELIN
- 故ブルーザ・ブロディの入場曲。これも原曲だが一番アゲアゲな1曲
- スパルタンX (オリジナル・サウンドトラック) - スパルタンX (オリジナル・サウンドトラック) - Single
- 故三沢光晴の入場曲。映画のサントラ盤より
- 爆勝宣言 - さらば破壊王・・・橋本真也 入場テーマ曲 - Single
- 故橋本真也の入場曲。唯一、これだけはプロレステーマ曲として購入できた
- パワーホール - FAMILIAR COMPUTING WORLD
- 長州力の入場曲。ただし、ファミコンの8bit音源アレンジVer.
- ultra soul (カラオケ Originally Performed By B'z) - カラオケ JOYSOUND BEST B'z (Originally Performed By B'z)
- JOYSOUNDカラオケバージョン。別に歌いたかったわけじゃなくて、F1 Pit Stop Cafeのパブリックビューイングでの名物、「ウルトラソウル、Hey!」の連呼を思い出すため
ちなみに、最初に2周してピットインしたあと、再び自分を立ち上がらせてくれた一曲は、ズバリ「爆勝宣言」だった。ありがとう橋本! そして、がんばれ橋本Jr.!!
ハシモト
今回初参戦だったわけですが、個人的には結構楽しかったです。朝方までは寒かったものの、昼間は比較的暖かく、風もそれほどなく、絶好のサイクリング日和の中でのレースということで、いい運動になりました。
ちなみに、私だけ熱海(御殿場から電車で1時間ほど)に泊まったわけですが、ママチャリGP後の温泉は素晴らしく、ある意味必須だと思います(ほかの参加者は夜の11時に新宿着だったようですが、私は9時には寝てました)。
オカモト
富士スピードウェイをママチャリで走ることで、改めてサーキットという建造物の巨大さが体感できて、レースゲーム好きとしては感動しました。どうせなら、もう少しスピードが出る乗り物だとよりキモチイイのでは思いましたが。
来年以降出場を考えている人は、防寒具と前日どう寝るかというのと、あとは安全をしっかり意識することをオススメします。残念ながら、実際に事故もあったようなので。
オオタ
今回で2回目の挑戦になりましたが、記憶が新しいからか、体力が落ちたのか前回よりも疲弊しました……。特に後半の上り坂では、早々に自転車から降りて押す始末。
ただ、やっぱり最初の下り坂の辺りは新春の冷え切った空気が肺に入る瞬間などは、幼少の頃に参加した新春マラソン大会といった懐かしい記憶を思い出させてくれました。ツライけど楽しい! コレに尽きると思います。
1周だけでも正直しんどかった……。
ニッシー
自分自身やモンスターとの戦いでした。
都庁前iPhoneクラブを代表して、2度目のママチャリGPに参加してきたニッシーです(激しい戦いを前にカリーさんはバックれました。ヤツはチキンカレーですね)。
前回の反省を踏まえ、富士スピードウェイで最もキツイ「心臓破りの坂」を楽に超えていくため、体重を減らして戦いに臨みました。レース3日前からiPhoneの「筋肉トレーニング」というアプリを使用してみたのです。体重計は見ていませんが、おそらく減量できていたハズです。ただ、レース直前に「テキサス2バーガー」をガッツリいただいた時点で、ダイエット効果が薄まったことは否定できませんが……。
自分の食欲には負けましたが、前よりたくさん走れましたし、何よりギギネブラ亜種には勝ったので、個人的には大満足なママチャリGPでした。
スエオカ
なんだか1月は毎週FSWに行っている気がするスエオカです。2年前はASCII.jpチームの参加人数も多くて、現場責任者としては全方位に気を配らなければいけなかったので、いろんな意味でしんどかった。だが今回は8人のみで、そのうち半分が前回参加者だったため、非常にラクだった。仮眠も取れたし。
しかし、7時間にわたって編集部員は好き放題やっていたので、次の走者がいないことなんてザラである。野良が集まってパーティーを組んでいるかのようなカオスっぷり。それがASCII.jp編集部だ!(キリッ
途中でマシントラブルに見舞われたものの、順位はともかく、前回以上の周回数をこなせたのは意外であった。本気出せばもっと上位にいけるんじゃね? と思いつつも、やっぱりFSWはチャリンコよりもクルマで走りたいな~と、中古車サイトでバリモンをディグる日々です。
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