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電子書籍を選ぶ前に知っておきたい5つのこと第2回

特徴は?値段は?電子ブックリーダー選びのコツ!

2011年01月25日 12時00分更新

文● 広田稔

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スイスイ操作のタブレット端末(iOS)

ブームの火付け役「iPad」

昨年、メディアをにぎわせた「iPad」

 iPadは、アップルが昨年5月末に発売し、日本の電子書籍ブームに火をつけた存在だ(レビュー記事)。

 ラインナップは無線LANのみの「Wi-Fi」モデルと、無線LANに加えてソフトバンクの3G回線も使える「WiFi + 3G」モデルの2つで、それぞれ内蔵メモリーは16/32/64GBだ。価格は4万8800円から(Wi-Fiモデル、16GB)。

 簡単にいえば「タッチ操作に対応したパソコン」。電子書籍専用ではなく、ウェブブラウズやメールといった様々な用途に使える。アップルは電子書籍アプリとして「iBooks」を、電子書籍ストアとして「iBook Store」をそれぞれ用意するが、これらのサービスでは、現状は英語のコンテンツが中心だ。日本語のコンテンツは、サードパーティーが提供しているアプリやサービス、ウェブサイトで買うことになる(これについては特集後半でお伝えする)。

話題になった製品なので、コンテンツも数多く供給されている。小説/雑誌/マンガといった紙の本を電子化したものだけでなく、電子版オリジナルの作品も登場した。左からアップルのiBooks、電子書籍ビューワーで有名な「i文庫HD」、電子版のみのコミック雑誌「電撃コミックジャパン」

 一番のポイントは滑らかな操作性。指を開いたり閉じたりして、画面をスッと素早くなぞるピンチイン/アウトで、無段階に拡大/縮小できる。電子書籍ではページ全体を見たり、読みづらい文字を大きくしたり……といった使い方ができる。

 外部メモリースロットは用意されていないため、内蔵メモリーの容量がいっぱいになったら、パソコンに不要なデータを転送し、空きを作る必要がある。電子書籍メインで使うなら、一度に大量の本を持ち運べるよう、内蔵メモリーは32GB以上を選ぶほうが無難だ。

Wi-Fi Wi-Fi+3G
価格 16GB:4万8800円
32GB:5万8800円
64GB:6万8800円
16GB:6万1800円
32GB:7万1800円
64GB:8万1800円
画面方式 マルチタッチ対応液晶ディスプレー
画面サイズ(解像度) 9.7インチ(768×1024ドット)
内蔵メモリー容量 16/32/64GB
通信機能 IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth 2.1 + EDR 3G、IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth 2.1 + EDR
メモリースロット なし
バッテリー駆動時間 最長10時間(インターネット利用時) 最長9時間(インターネット利用時)
対応ファイル形式 アプリに依存(EPUB、PDF、XMDFなど)
電子書籍ストア アプリに依存(iBook Storeなど)
本体サイズ/重量 幅約189.7×奥行き13.4×高さ242.8mm/680g 幅約189.7×奥行き13.4×高さ242.8mm/730g


同じ「iOS」のiPhone/iPod touchも電子書籍端末になるぞ!

 アップルは、スマートフォンの「iPhone」や、音楽プレーヤーの「iPod touch」も販売している。同じモバイル向けOS「iOS」を採用しているため、iPad用アプリの中にはそのままiPhone/iPod touchで使えるものも多い。画面サイズが3.5インチとiPadに比べると小さいため、読書時はページめくりや拡大/縮小の操作が増えてしまうが、電車内で気軽に書籍コンテンツを楽しみたい場合などに便利だ。


電話もできるタブレット端末(Android)

iPadを追撃する「Galaxy Tab」

Galaxy Tab。本体側面にはMicroSDカードとSIMカードのスロットが用意されている

 タブレット端末で、iPadの対抗と見られているのが、GoogleのAndroidタブレット。中でも国内で注目が高いのは、ドコモが11月に発売したサムスン製の「GALAXY Tab」だ(レビュー記事)。ラインナップは、3G回線と無線LANに対応した1モデルのみ。

 本体サイズは幅約120×奥行き12.1×高さ190mmで、新書(103×182mm)を一回り大きくしたぐらいだ。iPadに比べると、液晶ディスプレーのサイズは7インチと小さく、重量も約382gと軽いため、読書時に片手で持ってもより負担が少ない。液晶ディスプレーはマルチタッチ対応で、iPadと同じく指で画面を触って操作する。

 こちらもiPadのように、電子書籍だけではなくウェブブラウズやメールのチェックといった様々な用途にも使えるうえ、さらに電話もかけられる(iモードは利用不可)。

iPadと大きく異なるのは、Flash Player 10.1に対応している点。YouTubeやニコニコ動画がアプリを使わずにウェブブラウザー上で再生できる

 注目の電子書籍ストアは、1月12日にスタートした「2Dfacto」(関連記事)。NTTドコモ、大日本印刷、CHIグループ(丸善と図書流通センターが経営統合した会社)の3社が合弁会社トゥ・ディファクトを作って始めた事業で、大日本印刷がPC向けに提供している電子書籍ストア「honto」の中から文芸書・コミックを中心とした約2万点が読めるようになっている。

 
Galaxy Tab
価格 契約プランに依存(3万〜4万円前後)
画面方式 マルチタッチ対応液晶ディスプレー
画面サイズ(解像度) 7インチ(600×1024ドット)
内蔵メモリー容量 16GB
通信機能 IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth 3.0 + EDR
メモリースロット microSDHC(最大32GB)
バッテリー駆動時間 最長7時間(動画再生時)
対応ファイル形式 アプリに依存(EPUB、PDF、XMDFなど)
電子書籍ストア アプリに依存(2Dfactoなど)
本体サイズ/重量 幅約120×高さ12.1×奥行き190mm/約382g


CESで発表された「Android 3.0」に注目!

パナソニックが参考展示していAndroid端末「VIERA Tablet」。4/7/10インチの3種類を用意

 Androidタブレットを語る上で外せないのが、次世代OSである「Honeycomb」(ハニカム)こと「Andoroid 3.0」。現在の最新バージョンである2.3と比べると、Googleが米国で展開する電子書籍ストア「Google eBooks」に標準で対応するのが特徴だ。スタート時に300万冊を超える書籍を扱う同ストアをバックに付ければ、より電子書籍端末としての魅力が増す。

 Google eBooksの日本でのスタートは未定だが、1月頭に開かれた米展示会「International CES」では、ASUS、パナソニック、東芝、NECなどがAndroid 3.0対応のタブレット端末を展示していた(関連記事)。



(次ページに続く)



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