従来機の後継モデルも大幅に強化
「HDR-CX700V」(予想実売価格13万円前後)は、既存の最上位モデル「HDR-CX550」の後継となる機種で従来の4:3型ではなく、16:9型の新型CMOSセンサーを採用。これまでのように4:3から16:9の画素を切り出す必要がないため、動画撮影時の有効画素数が415万画素から614万画素にアップしている。また、静止画撮影も16:9で1230万画素の撮影が行なえる。
光学ズームはCX550と同じく10倍だが、広角側が29.8mmから26.3mmとなり、より広い画を撮影できるようになっている。エクステンデッドズームも利用可能だ(14倍)。
内蔵メモリーは96GBで、最長39時間の映像記録が可能。5.1chサラウンドマイクやS-MASTER対応ステレオスピーカーを内蔵するほか、新たにビューファインダーも装備した。
撮影機能では追尾フォーカスや60p/24p記録が可能なほか、色やガンマを調整することで映画のような映像を撮れる「シネマトーン」機能を新たに搭載。さらに、露出オーバーの部分をゼブラ模様で表示する機能や、フォーカスや露出状況を画面表示する「ピーキング」、画面中央部を2倍に拡大表示する「拡大フォーカス」といった機能も新搭載する。
CX700Vの1つ下のクラスとなる「HDR-CX560V」(予想実売価格11万円前後)は、従来のミドルクラスにあたる「HDR-CX370V」の後継機種。
CX700Vと基本機能は同じだが、内蔵メモリーが64GBで、ゼブラ模様表示やピーキング、拡大フォーカスといった機能は備わっていない。
従来のコンパクトモデル「HDR-CX170」の後継機にあたる「HDR-CX180」(予想実売価格7万円前後)も登場する。光学ズームが25倍から30倍にアップし、従来機は広角側が37mmだったのに対してCX180は29.8mmとなっている。エクステンデッドズームも42倍まで利用可能だ。
また、従来機は手ブレ補正機能が電子式だったが、CX180では光学式を採用。追尾フォーカスや風切り音低減といった新機能も搭載する。