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International CES 2011レポート 第10回

CESで見つけた、思わず欲しくなる2011年のテレビ

2011年01月09日 20時38分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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70インチのAQUOSクアトロン登場
ソニーはデザインの優れたブラビアを投入

70インチで3D表示にも対応したハイエンドモデル「LE935」も出展

シャープブースでは70インチの「AQUOSクアトロン」搭載テレビを出展。発売時期は2011年内とだけ発表されているが、70インチで3D表示にも対応したハイエンドモデル「LE935」も出展された。LE935のサイズは70、60インチの2種類

 液晶テレビの出展では、シャープが発表した70インチの「AQUOSクアトロン」(LC-70LE732U)がまず注目された。3D表示には対応しないが、4原色方式のクアトロンパネルに直下型LEDバックライトによる高画質と、70インチの大画面を両立している。発売時期は5月の予定。同じ液晶パネルを使用し、3D表示に対応した「LE935」シリーズも登場予定で、こちらは2011年内の発売とされている。

 3D表示対応の新製品としては、AQUOSクアトロン3D「LE835」シリーズも発表している。こちらは60インチを筆頭に、52、46、40インチをラインナップする。

次世代クアトロンのパネルも出展

シャープブースでは、色表現力や明るさを強化した次世代クアトロンのパネルも出展されていた


 全22製品ものテレビ新製品を発表したソニーの中では、ブラビア「HX820」シリーズが特に目を惹いた。細いレールのようなスタンドの上に極薄のLEDバックライト液晶パネルが乗ったデザインは、視聴時には画面以外を感じさせず、インテリアとしても美しい秀逸なデザインと言える。3D表示にも対応し、サイズは46インチと55インチの2種類。

ブラビア「KDL-46HX820」

デザインが非常に魅力的なブラビア「KDL-46HX820」

新映像処理エンジン「X-Reality PRO」

HX820など、ブラビア新製品に採用された新映像処理エンジン「X-Reality PRO」


 一方、3Dプラズマテレビを投入して3Dテレビ市場をリードしたパナソニックでは、新たに32インチと37インチのサイズで、3D表示に対応した液晶テレビ「DT30」シリーズを発表した。パネルにはIPSα液晶パネルを採用し、さらに高速応答性を高める改良を加えて、従来型のIPSα液晶パネルと比べて2倍の応答速度を実現している。32インチ製品でもフルHD解像度となっている点も珍しい特徴だ。中型サイズのテレビには、この3D対応IPSα液晶パネルを活用していくという。

TC-K32DT30

32型フルHDで3D表示対応の「TC-K32DT30」

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