柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第46回

デジタルギアでホームパーティーを盛り上げる技

宴会で盛り上がるエンタメアプリ

iPadのエンタメアプリを楽しんでもらおう

　パーティーを盛り上げるiPhone/iPadのゲームや、エンタメ系アプリも披露しよう。いくつか候補を用意しておき、もしウケが悪かったら、さっさと次のアプリに移るのがコツだ。

　例えば女性に人気なのが、音声を録音してトーンやスピードを調整し、再生するアプリだ。「Smack Talk!」(115円)は、犬や猫、ネズミなどをイメージした音声を楽しめる。女性の声だと、すごくかわいい感じになり、ハマってしまうことだろう。

「Smack Talk!」何もしなくても音声を返してくれる。録音機能もあり。ユニバーサルアプリで、画面はiPad版

「パーフェクトサークル」(115円)は、手で円を描き、0から1000点のスコアで評価してくれるアプリだ。酒に酔っていると、まともな円が描けないので、ふらふらしているひとにプレイさせると面白い。

「パーフェクトサークル」。手で真円を描くのは意外と難しい

　罰ゲームをする人を決めるアプリもたくさんある。シンプルにいくなら、「あみだくじ」(無料)でもいい。参加者や当たりの人のコメントを編集できる。

なつかしの「あみだくじ」

　パーティーゲーム「黒ひげ危機一発」のように、隠された外れを誰が引くのかを決める「爆弾パーティ！」(無料)も面白い。テンポのいいBGMと制限時間で焦りが倍増。爆発したときは思わず叫んでしまう。動物が鳴く順番を記憶する「ワンニャンでドカン！」と計算ゲームの「計算でドカン！」は各115円で、ゲーム内から追加購入できる。これらも盛り上がること間違いなし。

箱を開いたらすぐ次の人に渡す「爆弾パーティ！」。爆弾を爆発させたら罰ゲームだ

　罰ゲームに何をさせるかまでランダムに決めるなら、「むちゃぶり」(無料)が面白い。「誰が誰に何をするのか」をルーレット形式で設定できる。デフォルトで、男性/女性陣などの項目や、「デコピンする」「お気に入りの異性を教えてもらう」などの罰ゲームが設定できる。参加者と罰ゲーム両方をカスタマイズできるうえ、証拠写真を撮る機能もあって、思わずヒートアップしてしまう。最初の設定に少し時間がかかるので、パーティー前にあらかじめ用意しておくといいだろう。

「むちゃぶり」。ルーレットが回るので、キャラクターをタップして決定する

　初めて会う人とは、別れる前に連絡先の交換も忘れずに。iPhone同士なら「Bump」(無料)を利用しよう。ガラケーユーザー相手の場合は「メールしてね ケータイとメアド交換」(115円)でバーコードを読み取ってもらい、登録してもらおう。続いて、その場でメールに電話番号などを書いて返信してもらうこと。

ガラケーとやり取りするのに便利な「メールしてね ケータイとメアド交換」。あらかじめ自分のメルアドや電話番号を登録しておく必要がある

　デジタルギアに興味がない人でも、プレゼンの仕方によっては楽しんでもらえる。宴会を盛り上げるためなら、少々の出費でも言い訳できるというもの。物欲にまかせてデジタルギアを買い漁り、ホームパーティーで使い倒して楽しもう。

筆者紹介─柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。現在使っているノートパソコンは、東芝のSS RXとMac。とはいえ、1年以上前の製品なので、買い換えを思案中。日経パソコンオンラインで「ビジネスパソコンテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)、「PDFビジネス徹底活用技」（技術評論社）、「Linkedln人脈活用術」(東洋経済新報社、共著)。