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T教授の「戦略的衝動買い」 第130回

重量15gの腕時計型クライアント「LiveView」を衝動買い!

2010年12月23日 12時00分更新

文● T教授

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「LiveView」用プラグインで機能を追加

 前述の機能以外もほしいなら、Androidマーケットにアップロードされている「LiveView」用プラグインを探してみるといい。頻繁に使うユーザーが多いであろうGmailについても対応プラグインが登録されており、親機に導入することで、Bluetooth接続されたLiveViewとの連携表示が自動的に行なわれるようになる。

基本機能でサポートされていない拡張機能は、プラグインを親機に導入することで実現できる。筆者は、Gmailをはじめ数個のプラグインを導入している

親機側の「LiviViewアプリケーション」を利用して、「LiveView」上でどの機能を実行させるか指定可能だ

プラグインで実装したGmailの画面(「LiveView」側)。表示文字数は、親機側で最大1500文字まで指定可能だ

Twitterで新規書き込みがあると、あらかじめ設定した一定時間ごと(15分~180分)に「LiveView」側にメッセージを転送する。Twitterアイコンの上の数字は未読メッセージの数だ

Twitterの140文字はすべて表示できる。親機側で設定すれば、フォローしている特定の人だけをストーカー的にLiveViewで追いかけることも可能だ

 ほとんどのアプリやプラグインは問題なく動作したものの、(筆者の力不足だと思うが)基本メニューにあるカレンダー機能だけはどうしてもLiveView側で表示できなかった。また、「GALAXY Tab」に標準搭載の音楽プレーヤーについては、LiveViewのリモコン機能では音量変更以外の操作が行なえなかった。

 音楽コンテンツの操作に関しては、Androidマーケットからダウンロードできるアプリ「PowerAMP」なら、同名のプラグインとの組み合わせでGALAXY Tab内の音楽コンテンツを自由自在にリモコン操作が可能だ。

「GALAXY Tab」標準の「音楽プレーヤー」は、「LiveView」でリモコン操作不可だったが、フリーソフトの「PowerAMP」はLiveViewと相性が良い。写真はGALAXY Tab上の画面だ

LiveView側のPowerAMPは極めてシンプルな操作画面となっており、上下左右のタッチで、トラック間移動、音量の調整が可能

 またLiveViewは、親機からのコンテンツや情報を単に一方的に表示するだけではなく、親機であるAndroid端末と双方向通信を実現できる関係となっている。

 大きな「GALAXY Tab」では滅多にないが、オフィスや机のどこかに行方不明になってしまった小さなケータイを探したいという場合、LiveViewのメニューから「携帯を検索」を選んでボタンをプッシュするといい。すると、Bluetooth無線の届く距離に目的のケータイが存在すれば、ケータイ自身が結構大きな音を出して居場所を教えてくれる。

「LiveView」のメインメニューの「電話を検索」を選択すると、オフィスや自室などで見失ってしまった親機ケータイを探し出せる。Bluetooth無線の届く範囲にあれば、親機ケータイのサウンドが鳴り響き、自ら居場所を教えてくれる

 「フェイクコール」プラグインがあるなら、LiveViewを操作して、カバンの中にあるケータイの着信音を鳴らすことができる。ごく自然に鳴り出したケータイの着信に、自然な立ち振る舞いで応答すれば、早々に退屈な会議室から退散できる。ただそのときには、身の回りのモノ、すべてを持ち出すことは忘れずに。

Bluetoothによる接続がもう少し安定し、腕時計パーツが改良されたなら、SNSコンテンツを常時見たいユーザーにとって「LiveView」は楽しいガジェットとなるだろう。今現在は、人柱になる広い心の余裕と、ガツガツしない優しい気持ちが必要だ(*^_^*)

デモ動画「Introducing LiveView」


T教授

今回の衝動買い

アイテム:Sony Ericsson「LiveView」(EXPANSYS JAPANにて購入)
価格:8843円

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。

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