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東芝13.3型ノート「dynabook R730/39A」

薄・軽・頑丈なモバイルSSDノートはコレだ!

2010年12月22日 17時00分更新

文● 後藤宏、写真●篠原孝志(パシャ)/吉田武

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 「もう我慢ならない!」。

 そう逆ギレして、家電量販店に駆け込んだ。何が我慢できないかといえば、仕事で使っているノートPCの重量、約3kgである。某社のA4ノートPCで、Core2 Duoを搭載している。

 そもそもモバイルPCにカテゴライズされるマシンではないのだが、仕事柄画像や動画の編集が必要なため、必然的にマシンパワーを確保しやすいA4ノートPCを肩の痛さにもくじけず持ち歩いていた。

 ところが、ノートPCの重さに加え、筆記用具/手帳/デジカメなど諸々の小物が約2kgという重量(計5kgだ)に対して、カバンが先に音を上げた。肩ヒモが内側から壊れ、あえなく中破。買い替えを余儀なくされたのだ。ここに至り、所有しているA4ノートのモバイル利用を断念し、モバイルPCの導入に踏み切ったのである。

これまで利用していたノートPCの重量は約3kg。筆記用具/手帳/デジカメなど小物類の重量が計2kgで、総重量は計5kg。

パワフルで軽い、東芝「dynabook R730/39A」!

 新たに導入したノートPCは東芝の13.3型「dynabook R730/39A」(PR73039ARJB)。選択のポイントは、以下のとおりだ。

  • 「薄さ」「軽さ」―最薄部18.3mmで、重量約1.27kg
  • 「高機能」―Core i5-560M、最大8GBメモリー、128GB SSD
  • 「バッテリー駆動時間」―最大約16時間
  • 「頑丈」―100kgf面加圧、76cm落下テストをクリア。
    ハニカムリブ構造でねじれにも強い

左は以前まで使っていた某社ノートPCで、重量2.9kg(実測)。右側の「dynabook R730/39A」は重量1.246kg(実測)と、驚異的な軽さだ。他のノートPCには戻れない

東芝「dynabook R730/39A」(PR73039ARJB)
実勢価格 18万3000円
CPUインテル Core i5-560M プロセッサー(2.66GHz)
グラフィックスインテル HDグラフィックス(CPU内蔵)
ディスプレイ 13.3型ワイドHD液晶(1366×768ドット)
メモリー4GB(最大8GB)
ストレージ128GB SSD
光学ドライブDVDスーパーマルチドライブ(DVD±R 2層書き込み対応)
バッテリー駆動時間バッテリパック61AA装着時:約11.0時間、バッテリパック91AA装着時:約16.0時間
サイズ/重量バッテリパック61AA装着時:幅316.0×奥行き227.0×高さ18.3(最薄部)~24.7(最厚部)mm/約1.27kg、バッテリパック91AA装着時:幅316.0×奥行き227.0×高さ18.3(最薄部)~40.9(最厚部)mm/約1.42kg

 ノートPC本体の軽さだけなら、低電圧版CPUを搭載したマシンという選択肢もあるが、いざというときマシンパワーが心許ない。また、通常電圧版CPUを搭載したモバイルPCはいくつかリリースされているが、dynabook R730/39Aを選択した最大の理由は重量にある。約1.27kgと、同クラスの中ではトップクラスの軽量性を実現しているのだ。同等仕様のモデルはいくつかあったが、最後の決め手となったのは本体の薄さだ。dynabook R730/39Aは、最厚部24.7mm(バッテリパック61AA装着時)と通常電圧版とは思えないスリム設計となっているのだ。

通常電圧版CPUを採用しているだけあって、Windows 7搭載のハードウェア性能指標「Windowsエクスペリエンスインデックス」のCPU項目スコアは「6.9」をマーク。もっとも低いグラフィックス項目でもスコアは「4.5」で、パフォーマンスは中堅クラスのデスクトップ並み

「dynabook R730/39A」前面。スリムかつフラットな形状で、カバンに入れるときも、出すときもスンナリ。しかも衝撃や荷重にも強く、ストレスなく持ち歩ける

右側面には、SD/SDHC/SDXC対応カードスロット×1、光学ドライブ、イヤホン端子、ヘッドホン出力端子、PCカード(TYPE II)×1、USB 2.0、有線LAN(1000BASE-TX対応)を配置

左側面には、HDMI×1、USB 2.0×1、eSATA/USBコンボポート×1、アナログRGB出力×1を搭載。eSATA/USBコンボポートは、PC本体が電源オフやスリープ/スタンバイの状態、ACアダプターをつないでいない状態でも、USB機器の充電が行なえる「スリープアンドチャージ」に対応

 薄型ノートの場合、放熱や堅牢性は大丈夫なのかと心配になるが、dynabook R730/39Aは、大口径ファンを利用して効率よく発熱部品を集中的に放熱する「新空冷技術」、パームレストやストレージカバー部に六角形状のリブを設けた「ハニカムリブ構造」を採用しており、それらの心配も無用。これなら、カバンに放り込んで、常に持ち歩いても苦にならない。またスシ詰め状態の通勤ラッシュに巻き込まれても、dynabook R730/39Aなら安心だろう。

底面に配置した大口径ファン(写真左上部分)など、外気をダイレクトに発熱部品へ送り込んで放熱する方式の新空冷技術を採用。従来よりも放熱効率が向上しており、通常電圧版のCPUがしっかりとパフォーマンスを発揮できる

ハニカムリブ構造のシャーシにより、衝撃や荷重に強いだけではなく、ねじれ荷重にも強い。スリムボディながらも、堅牢性は妥協していない

 バッテリーはカタログスペックで約11時間駆動(バッテリパック61AA)となっており、駆動時間は問題ない。しかもdynabook R730/39Aの場合、約16時間駆動の大容量バッテリー(バッテリパック91AA)が同梱品として入っている。取材や打ち合わせが重なり長時間編集部に戻れないという場合には、予備として持ち歩けばバッテリー残量を心配することもなくなる。

「dynabook R730/39A」は、約11時間駆動の「バッテリパック61AA」と、約16時間駆動の「バッテリパック91AA」を同梱している

左の写真が「バッテリパック61AA」を装着した状態で、右が「バッテリパック91AA」を装着した状態だ

(次ページへ続く)

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