Windows Storage Server 2008 R2搭載のファイルサーバー専用機
第2世代になったHP StorageWorks X1000/X3000 G2
2010年12月21日 06時00分更新
12月20日、日本ヒューレット・パッカードは、ファイルサーバー専用NAS(Network Attached Storage)製品を発表。同日より販売開始する。
発表したのは「HP StorageWorks X1000 G2 Network Storage System」(以下、X1000 G2シリーズ)4モデル、「HP StorageWorks X3000 G2 Network Storage System」(以下、X3000 G2シリーズ)2モデル。
主な共通仕様は、OSにストレージ専用の「Windows Storage Server 2008 R2」を採用。これにより、通常のWindowsサーバーより最大20%高速なファイルサービスを提供するという。また、Windowsサーバーでは、サーバーにアクセスするユーザー数に応じてライセンスClient Access License(以下、CAL)の購入が必要だが、X1000/X3000 G2シリーズ製品には、CALが無制限でバンドルされる。これにより、アクセスするユーザーが増えた場合でも、CALを追加購入することなく利用でき、ライセンスコストを大幅に削減できるとしている。
X1000 G2シリーズは、簡単管理ソフトウェア「HP StorageWorks X1000 Automated Storage Manager」(以下、HP ASM)を標準搭載し、中堅/中小規模企業向けのファイルサーバーに最適化したモデル。HP ASMでは、直感的に操作できるGUIでウィザードに従いデータを入力するだけで、専門知識がなくても複雑な作業を自動的に実行することができるという。
ラインナップは、1Uラックマウント型の「X1400 G2」、5Uタワー型の「X1500 G2」、2Uラックマウント型で高密度大容量の「X1600 G2」、2Uラックマウント型で外部拡張を重視した「X1800 G2」の4モデル。
一方、X3000 G2シリーズは、ゲートウェイとしてデザインされ、各種ディスクアレイ製品と接続して利用できる。容量ニーズの大きいユーザーに高い拡張性を提供するという。
また、クラスターソフトウェアのライセンスが標準で付属しており、2ノード以上でクラスター構成にすることで、可用性の高いファイルサーバー環境を構築できる。ラインナップは、1Uラックマウント型のエントリーモデル「X3400 G2」、およびエンタープライズ規模のクラスター構成を想定したファイルサーバー専用NASゲートウェイモデル「X3800 G2」の2モデル。
価格は下表の通り。
HP StorageWorks X1000 G2 Network Storage System | |
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製品名 | 価格(税抜) |
HP StorageWorks X1400 G2 | 54万円 |
HP StorageWorks X1500 G2 | 55万円 |
HP StorageWorks X1600 G2 | 68万円 |
HP StorageWorks X1800 G2 | 80万円 |
HP StorageWorks X3000 G2 Network Storage System | |
製品名 | 価格(税抜) |
HP StorageWorks X3400 G2 | 57万円 |
HP StorageWorks X3800 G2 | 100万円 |