パッと手にとって
すぐにネットを活用できる端末
── Smartiaのユーザーにはどのような層を想定していますか?
海老原 まずはパソコンは持っているけど、それほど深く使っているわけではないというユーザーに、ちょっとしたキーワードを検索をするとか、メールを読むとか、自宅でパソコンより気軽に使っていただける端末として活用していただきたいと考えています。それから、ガジェット好きなユーザーに、パソコンの次の“2台目の端末”としても使っていただきたいと思っています。
土生 Smartiaによって、パッと手に取ってすぐにネットを活用できるという環境を提供できればと思っています。たとえば、テレビを見ていて番組内で出てきた事柄を検索したいと思ったときにSmartiaを使っていただければ、パソコンを使うよりも簡単に検索でき、ケータイよりも詳しい情報を得られます。
海老原 それ以外の操作でも、とにかく簡単であることを目指しています。たとえばデジタルフォトフレーム機能の「お届けフォト」では、使用するときに画面にQRコードが表示されます。写真を送る側のユーザーは、それをケータイで読み取るだけで、Smartiaへの送り先などを登録できるというわけです。
── 3G回線に対応してないのは自宅で使うことを念頭に置いているということですか?
海老原 Smartiaに興味を持っていただけるユーザーの多くは、すでに光回線などによるインターネット接続環境が整っていると思います。まずはそのような家庭内で活用していただきたい端末です。
土生 サイズ的にも機能的にも外出先に持ち運べる仕様ですから、普段から携帯していただいて、モバイルルーターや公衆無線LANなどがある環境でネット接続することも可能です。現時点では外出先での使い方はユーザーにお任せするという形になっています。
── 販売はオンラインのみですか?
土生 オンライン販売のみというのがSmartiaの売りのひとつでもあります。店頭で販売しないのは、すでにネットに触れているユーザーをターゲットにしているという意味もあります。なお現在期間限定で(2011年1月末までを予定)、秋葉原のリナックスカフェにて実際にSmartiaに触れられる「タッチ&トライ」体験イベントを実施しています。とにかくまずはぜひ触っていただきたいと思います。
── ビッグローブとしてはSmartiaでどのようなモデルを考えているのでしょうか?
海老原 Smartiaをビッグローブのサービスを利用していただくための1つのチャネルとして考えています。Smartiaを入口として、ビッグローブの各種サービスに触れていただきたいのです。Android向けのアプリストアである「アンドロナビ」からアプリを購入する、「ビッグローブショッピングサーチ」から、さまざまな買い物をしていただく、そういう使い方をしていただければと思います。
土生 もちろん、Smartiaを起点として、ISPとしてのビッグローブを使っていただくことにも期待しています、Smartia購入とともにお得な価格でビッグローブのISP契約が可能なキャンペーンも展開しています。