MacのデータベースをiPadに同期するだけ!
iPad単体でもデータベースを作れるが、大量のデータはMacで扱うのがベスト。まずはMac側のBento 3でデータベースを作っておこう。また、条件に従って該当するデータを抽出する「スマートコレクション」をあらかじめ作成しておくといい。
まずは新しくデータベースを作る。ワインのタイプや品種といった情報をフィールドとして作成。Excelなどのデータがある場合は読み込んで流用することもできる
Bento for iPadの検索機能は全文が対象となり、条件を組み合わせられない。そのため「赤ワインだけ」「ブドウ品種の○○」「5000円〜6000円の間」といった複合検索の条件をあらかじめMac側でスマートコレクションとして作成しておこう
データベースが完成したら、MacとiPadを同じ無線LAN環境に接続し、Bento for iPadと同期する。完了したらiPad側で転送したデータを確認しよう。デザインはMacとは違うオリジナルの画面だ
ライブラリリストの右側に小さな数字が表示されるので、ここをクリックしてスマートコレクションにアクセスする。コレクション名の下には該当するデータの数が表示される
お勧めワインを集めたコレクションを作成する
「今月のお勧めワイン」など、定期的に切り替わる情報は、コレクションとしてまとめるといい。任意のデータを選んでコレクションを作成して同期すればOK。条件を入力して自動で絞り込むスマートコレクションよりも、柔軟にセレクトできる。
任意のレコードを選択し、コンテクストメニューの「選択からコレクションを新規作成」を選択。名前を付けて保存するとコレクションを作成できる。ドラッグ&ドロップでデータの追加も可能だ
同期するとiPad側でも閲覧できる。なお、コレクションの作成はBento for iPad単体でも可能で、右から3番目のツールボタンから作成し、任意のデータを登録すればいい
データベースの写真は入れ替えもカンタン
Bentoはフィールドで「メディア」を選ぶと画像/音声/動画などもデータベースに埋め込める。商品の写真が載っていると説得力が格段に増すので、ぜひ写真を加えよう。またBento for iPadはMacで登録した写真の差し替えなども可能だ。
データベースに登録した写真はiPad側でも変更できる。ただし、写真は「写真」アプリ内に登録されているもののみ。「Apple iPad Camera Connection Kit」を使うとカメラからiPadへ直接写真を転送できる
(MacPeople 2011年1月号より転載)