この広角は使える「12-24 F4G」
DXフォーマットのD3100は、広角レンズの選択肢がどうしても狭くなる。手持ちの中で一番広角なのは「AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED」(実売13万5000円前後、以下12-24 F4G)だ。ちなみにDXフォーマット向けのレンズでの最新製品に「AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED」(実売10万円前後)がある。
12-24 F4Gはズーム全域で開放値F4の固定。広角端では少し狭いのは事実だが、絞りが固定の方が使いやすいので買い換えずにずっと使用している。広角端12mmが10mmよりは狭いとはいえ、35mmフィルム換算で約18mm相当となり、十分超広角域の焦点距離である。
D3100に装着してもそれほど違和感はなく、重量も約465gなのでバランスもそこそこ。すこし高価ではあるが、広角域の18-36mmをカバーできるこのレンズはDXフォーマットカメラのD3100にもお勧めできる。
これも大きさがネック!?「80-200 F2.8D<NEW>」
望遠ズームは「Ai AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED<NEW>」(実売価格14万円前後)を所有している。型番に「NEW」とあるにも関わらず、発売されたのはもう10年以上も昔。同程度の焦点距離を持ち、手ブレ補正機能まで付いたズームレンズがラインナップされていながらも、今現在も生産されている珍しいズームレンズである。
筆者も10年以上前に購入している。このレンズで面倒なのが、レンズ内モーターを内蔵しないこと。使用するにあたっては、鏡胴にあるAF/MF切替リングを「MF」にして、自分でピント合わせをしなくてはならない。
個人的には、D3100のファインダースクリーンは意外とピントの山がつかみやすいと感じており、その部分で不便さを感じることはない。しかし、D3100のボディがコンパクトなこともあり、装着すると200mmのズームレンズとは思えないぐらいの長さになる。もう一段長いレンズでも付けているような感じである。
手持ちにあったからこそ使う気にもなるが、もしF2.8の開放値が必要ないのであれば、コンパクトな望遠ズームの方がD3100には合うだろう。
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