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Lenovo Ideaシリーズ大研究 第34回

3Dゲームも十分遊べるパフォーマンス

IdeaCentre K320(2)──性能とメンテナンスのしやすさに満足

2010年12月23日 11時30分更新

文● 石井英男、写真●篠原孝志(パシャ)

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前回は、「IdeaCentre K320」の基本的なハードウェアについて紹介したが、第2回となる今回は、実際の使用感についてレビューしていきたい。

Windowsエクスペリエンスインデックスの値は高い

 IdeaCentre K320では、OSとしてWindows 7 Home Premium 64bit版がプリインストールされている。Windows 7では、システムパフォーマンスの目安であるWindowsエクスペリエンスインデックスの計測が可能である。

IdeaCentre K320のWindowsエクスペリエンスインデックスの値。最も低かったのがプライマリハードディスクの5.9で、その他はすべて6.6以上になっている

 そこで、Windowsエクスペリエンスインデックスを計測してみたところ、プロセッサ7.5、メモリー7.5、グラフィックス6.6、ゲーム用グラフィックス6.6、プライマリハードディスク5.9という結果になった。

 Windows 7のWindowsエクスペリエンスインデックスは最大が7.9であり、非常に優秀なスコアといえる。

 Flash Player 10.1を導入して、YouTube動画を再生してみたが、1280×720ドットのHD動画はもちろん、1920×1080ドットのフルHD動画も問題なく再生できた。

 フルHD動画再生時のCPU使用率は10%未満で、まだまだ余裕がある。

 Office 2010をインストールして、Excel 2010やWord 2010で文書の作成や編集をしてみたが、メモリーも標準で6GB実装しているため、アプリケーションの起動も高速で、複数のアプリケーションを同時に開いても快適であった。

 キーボードもゆったりしており、打鍵感は良好である。長文のメールやレポートも苦にならないだろう。

ドライバーを使わずにHDDの追加などが可能

 メンテナンス性と拡張性が高いことも魅力だ。左側のサイドパネルは、手回し式のローレットスクリュー2本で固定されているため、ドライバーを使わずに外せる。

左側のサイドパネルは手回し式のローレットスクリューで固定されているため、ドライバーを使わずに外せる

サイドパネルを開けたところ。ミニタワー筐体を採用しているので、内部の空間には余裕がある

 マザーボード上に用意されている拡張スロットは、PCI Express x16が1基、PCI Express x1が2基、PCIが1基だが、出荷時の状態でPCI Express x16スロットにGeForce GT 320搭載ビデオカードが装着されているので、空きスロットは、PCI Express x1が2基、PCIが1基となる。

 スリムタワー筐体を採用しているLenovo H320は、LowProfile仕様の拡張カードしか装着できないが、IdeaCenter K320はミニタワー筐体を採用しているので、通常サイズの拡張カードを装着できる。拡張カードはネジを使わずに固定できるようになっているので、拡張カードの着脱も簡単だ。

拡張スロットは、PCI Express x16が1基(ビデオカードが装着済み)、PCI Express x1が2基、PCIが1基で、合計3基が空いている。ミニタワー筐体なので、通常サイズの拡張カードを装着できる。拡張カードがネジやドライバーを使わずに固定できるようになっており、メンテナンス性は優秀だ

ドライブベイとして、5インチベイ×2と3.5インチシャドウベイ×2が用意されており、それぞれ1つずつ空いている。3.5インチシャドウベイは、ネジを使わずにプラスチック製ステーを利用してHDDを固定するようになっている。5インチベイもネジやドライバーを使わずにドライブを固定できるので、メンテナンスが楽だ

 ドライブベイは、5インチベイ×2と3.5インチシャドウベイ×2が用意されており、それぞれ1つずつ空いているので、Blu-rayドライブを追加したり、HDDをもう1台搭載することが可能だ。

 ドライブベイについても、ネジやドライバーを使わずにドライブを着脱できるように設計されており、メンテナンス性は非常に優秀だ。

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