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Lenovo Ideaシリーズ大研究 第33回

基本スペックとデザインをチェック

IdeaCentre K320(1)──拡張性の高さが魅力のミニタワーPC

2010年12月23日 11時30分更新

文● 石井英男、写真●篠原孝志(パシャ)

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Core i7-870とGeForce GT 330を搭載

 IdeaCentre K320は、基本性能が高いこともウリの一つだ。今回試用した上位モデルでは、CPUとして、動作クロック2.93GHzのCore i7-870を採用(下位モデルの30192UJではCore i5-760を搭載)している。

 Core i7-870は、クアッドコアCPUで、一つのコアで2つのスレッドを同時に実行できるハイパー・スレッディングテクノロジーをサポートしているため、最大8つまでのスレッドを同時に実行できる。

 また、熱や電力などに余裕があるときに、自動的に動作クロックをオーバークロックするターボ・ブーストにも対応しており、高いパフォーマンスを誇る。ターボ・ブーストでは最大3.6GHzまでクロックが向上する。

 メモリーは、標準で2GB×3の合計6GB実装されている。コンシューマー向け製品では、標準実装メモリーは4GBが主流だが、IdeaCenter K320では、標準で6GBもの大容量メモリーを搭載しているので、複数のアプリケーションを同時に開いても非常に快適だ。

 なお、マザーボードにはDIMMスロットが4基用意されているため、DIMMスロットが1基空いている。この空きDIMMスロットに2GB DIMMを装着することで、最大8GBまでメモリーを増設できる。

光学ドライブとして、DVDスーパーマルチドライブを搭載している

 HDD容量は1TBで、3.5インチ7200rpmドライブを採用。Core i7は、グラフィックス機能を統合したCPUだが、IdeaCenter K320ではCPU内蔵グラフィックス機能は使わず、NVIDIAのGeForce GT 330搭載ビデオカードを採用している。

 GeForce GT 330は、NVIDIAのGPUラインナップの中ではローエンドとなる製品だが、CPU内蔵グラフィックス機能に比べれば、描画性能は格段に高い。

 光学ドライブとしては、DVDスーパーマルチドライブを搭載する。OSは、Windows 7 Home Premium 64bit版がプリインストールされている。

キーボードやマウスも使いやすい

 付属キーボードは、PS/2経由で接続する一般的なキーボードで、Lenovo H320に付属しているものとデザインは同じだ。

キーボードのカラーは本体にあわせてブラックになっている。キーピッチは約19mmで、キーストロークは約3mmと余裕がある。キー配列も標準的で、ゆったりしているので使いやすい

ホイール付きの光学式マウスが付属。こちらもカラーはブラックで、本体やキーボードと統一感がある

 キーピッチは約19mmで、キーストロークは約3mmと余裕があり、手の大きな男性でも快適にタイピングが可能だ。なお、キーボードの右上には、オレンジ色のLVTキーが用意されているが、これは、Lenovo独自のキーで、LVTソフトウェアが導入されているマシンのみ有効になる。IdeaCentre K320には、LVTソフトウェアが導入されているので、LVTキーが有効になっている。

 キー配列は標準的で、キーボードの刻印も見やすいので、タイピングしやすい。マウスは、USB接続のホイール付き光学式マウスが付属する。こちらもLenovo H320に付属するものと同じだ。

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