発表直後から話題沸騰のソニーの電子書籍端末「Reader」が、10日にいよいよ発売となった。日本に本格的な電子書籍時代の幕開けを告げる、記念すべき製品の登場だ。3日の受注開始日にソニーストアで注文した記者の手元にも、ようやく今日製品が届いた。本格的なロードテストに入る前に、まずはファーストインプレッションをお届けしよう!
5型のPocket Editionを購入
ポケットサイズとその軽さに興奮
Readerには2種類の製品がラインナップされているが、記者が購入したのは小型の5型タイプ「Pocket Edition」(PRS-350)。6型の「Touch Edition」の方が、音楽再生機能もあるなどネタが豊富なのだが、やはり決め手はそのサイズと軽さ。ジャケットのポケットにも余裕で入るサイズと、約155gの軽さは代え難い魅力がある。なにせ文庫本一冊より軽いのだから、例えば食事に行くときにポケットに入れて、手ぶらで出かけてもまったく問題なし!
本体カラーは「ブルー」をチョイス。シルバーはすでにフォトレビューで触っていたのと、シックなブルーはそのまま電車の中で読んでいても、過度に目立ちすぎないのがいい。
ちなみにソニーストアで注文すると、本体下側に任意の短いテキストを刻印する「メッセージ刻印サービス」が無料で利用できる。今回は「ASCII.jp」と刻印してみた。刻印してしまうと中古で売るのは難しくなるが、やはり自分だけの持ち物というイメージが強くなって、愛着が沸くのがいい。
さすがに本体をむき身で持ち歩くと傷だらけになりそうなので、ブックカバーも同時に注文した。ソニーストア限定のカッコいい「吉田カバン」のコラボカバーを注文したのだが、あいにくこちらの発送は1月下旬なので、当面はむき身で使うことになるのが残念だ。
軽いボディーを片手で持って、タッチ操作でページをめくりながら本を読むのは快適だ。記者は男性としては手の小さい方だが、それでもReaderを片手で持つのは苦にならない。ページ送りも画面をタッチして横になぞるだけでなく、下側のボタンでも操作できるので、どちらでも好きなやり方で読める。
電子ペーパーならではの、目に負担のかかりにくい画面は実に読みやすい。とはいえ、まだほんの数時間しか触っていないので、読みやすさについてはじっくり触って、今後のロードテストの中で検証していきたい。
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