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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第179回

お宝猫写真発掘!? 年末だから写真を整理!

2010年12月10日 13時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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綱渡り猫を発見!

猫の後ろ姿写真だが、よく見ると奥にもう1匹いた。カメラはミノルタの「Dimage」。コニカミノルタのカメラ部門はソニーに吸収されたので今はもうない。懐かしいカメラだ(2003年4月 ミノルタ Dimage Xt)

猫の後ろ姿写真だが、よく見ると奥にもう1匹いた。カメラはミノルタの「Dimage」。コニカミノルタのカメラ部門はソニーに吸収されたので今はもうない。懐かしいカメラだ(2003年4月 ミノルタ Dimage Xt)

 もっといないかと周囲を探すと、草むらの方で発見。じっと奥を見ている。何かと思って目を凝らすと、別の猫がそこで遊んでいたのだった。拡大表示して目を凝らすと影に1匹いるのが見えるはず。もっとわかりやすいのをもう1枚。

猫に近づくとこっちを向いてくれた。が、その後ろでは別の猫が綱渡りに挑戦していたのである(2003年4月 ミノルタ Dimage Xt)

猫に近づくとこっちを向いてくれた。が、その後ろでは別の猫が綱渡りに挑戦していたのである(2003年4月 ミノルタ Dimage Xt)

 綱渡りしようとしてる猫が写ってるでしょ。実をいうと、撮ったときは後ろの猫に気づいていなかったらしい。後ろの猫がうまく綱渡りできたかどうか、記憶にも写真にも残ってないのだ。我ながら情けない。

綱渡りに挑戦してた猫(たぶん)。まだ若い(2003年4月 ミノルタ Dimage Xt)

綱渡りに挑戦してた猫(たぶん)。まだ若い(2003年4月 ミノルタ Dimage Xt)

 その奥にいた猫がこいつ(上の写真)。以上が2003年の写真。この頃は毎年のように浜離宮へ撮影に行っていたなあ。


2年後、大人になった綱渡り猫に再会!?

あずまやの柱は猫にとって絶好の爪研ぎポイント。爪を研いでたら奥にいたおじいさんが振り向いたのでとっさに様子を伺うの図(2005年5月 ニコン D70s)

あずまやの柱は猫にとって絶好の爪研ぎポイント。爪を研いでたら奥にいたおじいさんが振り向いたのでとっさに様子を伺うの図(2005年5月 ニコン D70s)

 2005年はあずまやの柱で爪を研いでる猫を発見。このときはのんびり猫を撮ってる時間はなかったらしく、数枚だけ発掘された。

広場のど真ん中で堂々と寝転がっていた猫を、這いつくばって撮影。2003年に見つけた若い猫の、大人になった姿のような気がするけど、どうだろう? 左耳の先がちょっと欠けてしまった(2005年5月 ソニー Cyber-shot H1)

広場のど真ん中で堂々と寝転がっていた猫を、這いつくばって撮影。2003年に見つけた若い猫の、大人になった姿のような気がするけど、どうだろう? 左耳の先がちょっと欠けてしまった(2005年5月 ソニー Cyber-shot H1)

 同じ時に撮った別の猫が上の写真。日向でくつろいでいる猫は、2003年に撮った猫と同じなのかどうか。光の加減で色が違って見えるけど、たぶん同じだと思う。大人になったなあ。実はここ数年、浜離宮に足を伸ばしてない。今でもあの猫はいるのか、ちょっと気になってきた。

 そんなわけで、古い写真を発掘すると思わぬモノが見つかって楽しい年末を過ごせるかも、というお話でした。

 写真は撮りっぱなしにせず、暇を見つけては整理しましょう。


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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走りながらネコを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影のネタ帳 シーン別ベストショットの撮り方』(MdN)、『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫。2010年4月27日発売)。Twitterアカウントはogikubokei。ときどき猫動画をアップするYouTubeのアカウントもogikubokei。



*次回は2010年12月17日掲載予定



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