
iPhone 4
ソフトバンクモバイルは、11月11日以前にiPhoneを契約していたユーザーを対象に、2段階制のパケット定額プランである「パケットし放題 for スマートフォン」(月1029~5985円)への変更を12月21日より受け付ける。
現在iPhoneを新規契約するにあたっては、パケット料金が完全定額制の「バリュープログラム(i)」(パケット料金:月4410円)と2段階制の「標準プライスプラン」(同:月1029~4410円)の2通りある。
しかし、11月12日以降は単独オプションとしての2段階制パケット定額プラン「パケットし放題 for スマートフォン」が無くなったことにより(※)、「バリュープログラム(i)」もしくは「Wi-Fiバリュープラン(i)」(今年1~4月に募集)といった完全定額制プランに加入しているユーザーは2段階制パケット定額プランに移行することが不可能となった。
※「標準プライスプラン」に含まれる専用パケットプランも「パケットし放題 for スマートフォン」という名称だが、これは単独オプションとしての「パケットし放題 for スマートフォン」とは別物とのこと。
「バリュープログラム(i)」や「Wi-Fiバリュープラン(i)」のパケット料金は月4410円固定のため、上限が月5985円となる「パケットし放題 for スマートフォン」への移行は、普段から上限までパケット通信を利用するユーザーには不利。また月月割が減額されるケースもある。たとえば「バリュープログラム(i)」から移行する場合は、「バリュープログラム」によって増えている分がなくなり、月1920円→月1440円となってしまう。
ただし今後iPhoneを無線LANでしか使わないという人には、月額料金を節約できるというメリットがある。なお、このパケット定額プランの変更に契約解除料などは必要としない。また11月12日以降にiPhoneを契約したユーザーは変更不可能なので注意してほしい。
ちなみに今回のサービス変更は、ASCII.jpの筆者としても活躍中のまつもとあつしさん(@a_matsumoto)のつぶやきが発端。ソフトバンクモバイルの孫正義社長(@masason)の「やりましょう。制度変更」への動きにつながった。
