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10年の長期署名が可能

PFU、長期署名の標準規格に準拠した開発者向けライブラリ

2010年12月10日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 12月9日、PFUは、長期署名の標準規格(PAdES:PDF Advanced Electronic Signatures)に準拠した開発者向けライブラリ「PDF長期署名ライブラリ V1.0」を発表。同日より販売開始する。

電子化された文書の長期間証明力を保持する仕組み

 PDF長期署名ライブラリは、電子署名およびタイムスタンプを利用し、顧客のパッケージソフトウェアやシステムに、PAdES準拠の長期署名機能を追加する開発者向けライブラリ。

 長期署名はタイムスタンプの期限まで証明力を保持でき、その期間は10年間。さらに失効前に期限を延長することで、その都度10年間延長できる。閲覧には、専用ビューアは不要で、Adobe ReaderなどのPDFビューアが利用可能。同社では、医療関連や国税関連、知的財産関連、金融業、建設業の活用を想定している。

 なお、PAdESとは、欧州電気通信標準化機構(ETSI)にて、標準技術仕様(ETSI TS 102 778 Part1)として規格化済みの長期署名の標準規格。

世界標準のPAdES企画に準拠

業務システムに組み込める

運用ノウハウをサポート

 基本パッケージは、PDF文書に対してPAdES形式の電子署名の生成、署名延長、および署名検証などの機能を提供する開発者向けライブラリとなっている。価格は250万円(税抜)。また、サポートサービスのひとつで、初回時に必須となるシステム構築支援説明会を含む「PDF長期署名ライブラリプロフェッショナルサービスパッケージ」の価格が90万円(税別)となっている。その他のサービスは下図の通り。

商品構成と価格

 対応OSは32ビット版のWinodws XP/Vista/7、Windows Server 2003/2003 R2/2008。

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