スタンドも高機能でピボットや高さ調整に対応
スタンドも高機能で、下5度、上20度のチルト調整のほか、ピボット(画面回転)機能や高さ調整機能も備えている。ピボット機能によって縦画面で利用できるので、縦表示のシューティングゲームも画面一杯に楽しめる。高さ調整の範囲も130ミリと広いので、設置場所の自由度が高く、使い勝手がよい。また、スタンドのネック部分にスイーベル機能が組み込まれており、左右に45度ずつ回転できるようになっている。
スタンドの台座部分は、中央が凹んでいるので、3D Visionのトランスミッターや3Dメガネ、ドライバーなどを置いておくのに便利だ。また、ネック部分にはフックが用意されており、ディスプレイケーブルや電源ケーブルをひっかけて整理できるので、前面から見た外観もすっきりする。
画面サイズを切り替えられるディスプレイモード機能やPBP機能を搭載
OSDや入力切り替えなどの操作は、本体下部に用意されている5つのボタンで行なう。OSD表示は、日本語を含む17ヵ国語に対応しており、日本語フォントも美しく見やすい。
FPSゲーム向きの設定である“FPSモード”が用意されているのも、XL2410Tならではだ。FPSモードでは、暗部での敵の視認性を上げるために、ガンマ設定を最適化しており、遠くにいる敵も素早く見つけられる。
また、17インチや19インチ、19インチワイド、22インチワイド相当のサイズで画面表示が可能なディスプレイモード機能の搭載も特筆できる。この機能を利用することで、大会で使われる液晶モニターと同じ画面サイズで練習できるので、上位入賞を狙うゲーマーにとっては非常にありがたい機能だ。
そして、2つの映像ソースを並べて同時に表示できるPBP(ピクチャー・バイ・ピクチャー)機能も便利だ。PBP表示が可能な入力信号の組み合わせは、HDMI/DVIまたはHDMI/VGAであり、例えば、ゲームをプレイしながら、そのゲームの攻略サイトをチェックするといったことも可能だ。
NVIDIA 3D Visionに対応しているので、3D立体視での画質もチェックしてみたが、応答速度が高速なためか、クロストークが少なく、くっきりとして見やすい印象を受けた。第5回で紹介したNVIDIA 3D Vision対応の2製品と比べても、3D立体視での画質はXL2410Tが上回っている。
工場出荷時状態でのWindowsデスクトップ表示時の消費電力は32Wで、このサイズの液晶モニターとしては標準的だ。
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