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ビリヤードで学ぶ「サイトモチベーション」の考え方 (2/3)

2010年12月08日 14時00分更新

文●小池 勉/コンテンツブレイン

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ユーザーが検索していた興味をWebサイトで受け止める

 モチベーションを考えるときに大前提になるのは、そもそもWebサイトとはユーザーが能動的に見るメディアで、情報を提供する側は「待ち構えている」しかない情報媒体だということです。ユーザーは興味のあるものを自ら検索し、自らの意思で判断してアクセスしてきます。

 ということは、サイトに訪れた段階ですでに興味は持っているはずです。授業の例でいえば「強制的に受けさせられている授業」ではなく、「自ら選択して受講している授業」ということになるでしょう。ですから、サイトマスターは、ユーザーの最初の興味をいかに受け止めて、維持、継続し結論に導くかを考えましょう。

 Webサイトのモチベーションの出発点は、ユーザーが検索からサイトと出会う瞬間(アクセスしたとき)です。もともとユーザーは興味を持っているわけですから、サイトにはまず「ユーザーの興味を受け止める要素」が必要になります。「このサイトには自分が調べている内容がまさに書かれている」と感じてもらえなければ、ユーザーはすぐに「他にもっといいサイトがあるのではないか」と探しに行ってしまうでしょう。

 そこで、トップページやランディングページのキャッチコピー、本文に、ユーザーが検索したキーワードの受け皿となる言葉をしっかり盛り込みます。これが、ユーザーの興味を受け止める要素になります。

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