ベンチマークは
Fermiアーキテクチャ4モデルで比較
ベンチマークはDirect X11に対応するFermiアーキテクチャを採用した、GeForce GTX 580/570/480/470の合計4製品を比較した。ベンチマークテストはいずれも解像度1920×1080ドット、アンチエイリアシングx4MSAAを基本に、その他はデフォルト設定としている
テスト環境 | |||
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CPU | Intel「Core i7-870」 (2.93GHz) |
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マザーボード | GIGABYTE「GA-H55M-S2H」(H55 Express) | ||
メモリー | Corsair「TW3X4G1333C9A」(DDR3 PC3-10666 2GB 2枚組) | ||
ビデオカード | リファレンス GeForce GTX 580 GeForce GTX 570 GeForce GTX 480 GeForce GTX 470 |
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HDD | Seagate「ST3160812AS」(160GB) | ||
電源 | Thermaltake「Toughpower QFan 650W」(650W) | ||
OS | Windows 7 Ultimate(32bit) | ||
グラフィックドライバ | GeForce Driver 263.09 |
まずはDirect X11に対応する3タイトルだが、スコアはおおむね580>570≧480>470という結果となっている。GeForce GTX 570はGeForce GTX 580の85~90%というスコアになっており、性能ダウンは1割ほどと見てよさそうだ。GeForce GTX 480との性能差は、ベンチマークテストによって多少の差はあるものの同等クラスか若干上であり、パフォーマンスで両者を選択する場合は、GeForce GTX 570に分があると言えるだろう。
Direct X10対応のベンチマークである「3D Mark Vantage」は、Extremeプリセットで行なっている。こちらもDirect X11対応タイトルと同じ傾向だが、GeForce GTX 480との差がやや大きくなっていることから、Direct X10対応の旧タイトルのゲームに関してもGeForce GTX 570はGeForce GTX 480に対して大きなアドバンテージを持っていると言えるだろう。
最後に消費電力を見てみよう。ピーク消費電力は3D Mark Vantageのベンチマーク計測中にワットチェッカーが示した最大値を記録している。GeForce GTX 580のTDP244Wに対し、GeForce GTX 570のTDPは219Wなので、両者のピーク消費電力の差22Wはほぼカタログスペックどおりである。
特徴的なのがアイドル時で、GeForce GTX 4xxの2モデルとは20~30W、GeForce GTX 580とは10Wの差がついている。PCを使用している時間の大半はアイドル状態であるため、この差は大きなアドバンテージといえるだろう。
実売価格は約4万円とお手ごろに
GF110コアが欲しい人は要チェック!
パーツショップでの予想店頭価格は4万円前後と見られており、現在5万円台半ばで販売されているGeForce GTX 580と比較するとかなり低めの価格設定がされている。電力効率がアップしたGF110コア製品がほしいが6万円近い価格では手が出せないという人には、なかなか魅力的な選択肢が登場したと言えるのではないだろうか。年末年始の休暇を3Dゲーム三昧で過ごそうと計画しているならば、チェックしておきたい製品である。
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