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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第43回

手持ちのデジタルアイテムをなるべく高く売る技

2010年12月07日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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ICカードやWiMAXの契約は事前に解除

 WiMAXを内蔵したパソコンの場合は、あらかじめ通信契約を解除しないと買い取りできない。また携帯電話の場合は、ICアプリ(おサイフケータイのアプリ)も解除する必要がある。ICアプリはSIMカードとリンクしているので、買い取り側では手続きできないのだ。キャリアのショップで消去してもらえるので、手続きしておこう。

 また、ネットワーク利用制限がかかっている端末も買い取りできない。不正契約や不正取得、代金未払い、盗難などの理由で制限がかかっている場合は売却できないのだ。利用制限の有無はキャリアのウェブページで確認できる。試しに、ソフトバンクモバイルの利用制限確認ページで手持ちのiPhoneを確認したところ、iPhone 3Gや利用中のiPhone 4は問題なし。製造番号(IMEI)が登録されていないiPhone 3GSは「NG」という結果になった。

ポイントカードやキャンペーンを活用しよう

 現金で買い取ってもらうなら上限金額が限度になるが、ポイントシステムやキャンペーンを利用すれば、買い取り金額をさらに上乗せすることも可能だ。

 例えば、ソフマップポイントカードに買い取り金額をポイントで貯めるなら、5%の増額になる。ソフマッププレミアムカードなら10%増額だ。プレミアムカードは1029円の年会費がかかるが、1年に1回でもソフマップで買い物をすれば無料になる。さらにソフマップでは、毎月5、15、25日は「中古の日」としており、この日に売ってポイントに貯める場合では、プラス5%のボーナスがもらえる。つまり、ソフマップポイントカードなら10%、ソフマッププレミアムカードなら15%も増える。

 現金にするなら、販売店で1万円以上買い物をするともらえる「増額チケット」を活用しよう。現金買い取りでも5%の増額を受けられるのだ。ソフマッププレミアムカードを持っているなら、10%割り増しになる。

キャンペーンをチェック

売りに行く前にはキャンペーンをチェック

 時期によって内容は異なるが、キャンペーンも活用したい。例えば、本稿公開時点では、「最新スマートフォンに乗り換え応援キャンペーン」が開催中だ。ソフマップやビックカメラで指定のスマートフォンを購入し、そのレシートを持参すると、「Xperia」(SO-01B)や「HTC Desire」(X06HT)の買い取り金額が3000円上乗せされる。

 パソコンやデジカメのキャンペーンもよく行なわれている。例えば、パソコンの新モデルが登場する春や秋には、買い取り金額を増額するキャンペーンが開催されることが多い。

買い取りを活用して購入サイクルを加速する

 新製品が発表されると、現行モデルの価格が落ちるのは販売も買い取りも同じ。Galaxy SやiPhone 4の売却を検討しているなら、時期を逃さないようにしよう。またプレゼントされたり、買ったはいいものの使っていない未使用品も、高く買い取ってもらえる。パソコンやデジカメ、レコーダーなどは買い取り上限額から10%上乗せしてくれることもある一方で、キーボードやマウスには高値が付きにくい。

 ソフマップでは、持ち込まれた商品の7割くらいを上限額で買い取っているそうだ。想像よりずっと高い割合だったので、安心できる。筆者は不要なアイテムはなるべく早く売却し、狙っているデジタルアイテムは積極的に購入するようにしている。物欲にあらがえない人は買い取りを活用して、欲しい製品を買い漁ろうではないか。

筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。現在使っているノートパソコンは、東芝のSS RXとMac。とはいえ、1年以上前の製品なので、買い換えを思案中。日経パソコンオンラインで「ビジネスパソコンテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)、「PDFビジネス徹底活用技」(技術評論社)、「Linkedln人脈活用術」(東洋経済新報社、共著)。


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