ホコリ一粒でも減額対象!
対策は普段からキレイに使うこと
製品の買い取り上限金額にもよるが、製品に付いた傷は、小さな傷1ヵ所につき1000~2000円の減額になる。普段から丁寧に使うように心がけよう。例えばモバイルノートの場合、カバンに入れる際、ほかのデジタル機器やペンにこすれて傷が付きやすい。普段の持ち運びには、パソコンケースを活用しよう。
また、液晶ディスプレーのパネルに傷が付いている場合は、大きな減額になる。パネル面には触れないように使い、掃除する際も柔らかい布で丁寧に拭くようにしよう。
高値が付きやすいスマートフォンだが、顔に近づけて使うアイテムなので、査定の際は製品の状態を、特に厳しく見ているという。ヒビや傷があると、30~50%も減額になってしまうのだ。
試しに、手持ちのiPhone 3GとiPod touchを査定してもらった。「iPhone 3G 16GBホワイト」の上限買い取り価格は1万3000円、「iPod touch 32GB MB533J/A」は1万円だ。仕事柄、デジタルアイテムは丁寧に使う方なので「上限近くだろう」と予想していた。買取センターに両機を預けて、待つこと1時間。結果はiPhone 3Gが50%減額の6500円、iPod touchは40%減額の6000円だった!
iPhone 3Gは「破損ひび割れ」でマイナス3900円、「画面左端異常有り/埃混入有り」でマイナス2600円とのこと。どこが該当するのか指摘してもらったところ、左側面のスイッチ近くに2mmほどの線が見つかった。黒ずんだり削れているわけではないので、まったく気がつかなかったところだ。
埃混入については、最初は何を指摘されているのかわからなかったほど、小さな埃が一粒、ディスプレーの中央付近に入っていた。どうやって液晶パネル本体とガラス面の間に入ったのだろうか?
梶田氏によると、スマートフォンの樹脂部分が割れていることは多いそうだ。SIMカードスロットやイヤホンジャック、スイッチ類の周囲が弱いらしい。こうしたひび割れは状態にもよるが、30~50%の減額となる。
iPod touchは「ケーブルの破損」で欠品扱い。確かに内部の線が見えているので納得だ。使用は可能とはいえ、これは仕方がない。背面に細かい傷がたくさんあるのも納得。しかし、「液晶面に傷アリ」となっていたのはわからなかった。聞いてみると、指摘された場所に2mmほどの細く浅い傷があった。指紋が付くだけでも見分けが付かなくなるレベルだが、プロは見逃さないようだ。
デジタルアイテムに一度付いた傷は消せない。保護フィルムやケースで傷から守るように心がけよう。特にスマートフォンを売るつもりなら、液晶保護フィルムとボディカバーは必須。そのコストは売却価格で十分まかなえるはずだ。
この連載の記事
-
第342回
トピックス
低解像度の古い写真を高画素化するAI「Topaz Gigapixel AI」で印刷品質にするワザ -
第341回
iPhone
iOS 16で変わった時計のフォントは変更可!? ロック画面を思いっきりカスタマイズしよう -
第340回
スマホ
バッテリー消耗問題が解決したiOS 15.4の新機能をチェックする -
第339回
スマホ
新顔のスマートリモコン「Nature Remo mini 2」で家中の家電をスマホでオンオフするワザ -
第338回
iPhone
格段に進化したiOS 15! イチオシの新機能10を一挙紹介 -
第337回
トピックス
標準機能が充実しているVivaldiブラウザーに乗り換えればウェブ閲覧が超快適になる -
第336回
トピックス
3000円以下で手に入る防水防塵ナイトビジョン対応の高性能監視カメラ活用術 -
第335回
iPhone
スマートトラッカーの決定版「AirTag」を活用して探し物を即見つけるワザ -
第334回
トピックス
今年ブレイクの予感!? ありとあらゆる情報を一元管理するサービス「Notion」がイチオシのワケ -
第333回
トピックス
もっと便利に活用しよう! Googleスプレッドシート使いこなしテクニック 7選 -
第332回
トピックス
Windows 10標準ブラウザー「Edge」がChromeの機能を使えるようになっているの知ってた? - この連載の一覧へ