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鳥居一豊の「最新AVプロダクツ一刀両断」 第22回

手軽に使えるコンパクトサイズ! そして着替えも可能!!

7万円のおしゃれ系BDレコ! パナソニック「DMR-BF200」

2010年12月07日 13時16分更新

文● 鳥居一豊

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 今回取り上げるのは、パナソニックから登場したBDレコーダー「DMR-BF200」(実売価格7万円前後)。タテ置き可能なスタンドが付属した、横幅194mm(ヨコ置き時)のコンパクトなモデルである関連記事

女性に向けたコンパクトデザイン
でも“着せ替え”で男性ユーザーも……

縦置き状態の「DMR-BF200」。ホワイトのほかにブラックのカラーモデルもある

縦置き状態の「DMR-BF200」。ホワイトのほかにブラックのカラーモデルもある

 一般的なBDレコが採用する、横幅430mmのAVコンポのサイズは、アナログレコード時代からの伝統である。このサイズとなった理由のひとつはアナログレコードのプレーヤーに合わせるため、というものがある。1980年代に登場したCDが主流となって以降は、必ずしも横幅430mmである理由はないのではないか? という提案も含め、ハーフサイズのAVコンポが登場し始めた。

 ところが、レコーダーとなると案外定着しない。横幅430mmはVHSデッキにはちょうどいいサイズだったが、DVDレコでもこのサイズは継承され、一部ハーフサイズ機が登場したが、定着しないままBDレコの時代に切り替わってしまった。

 DMR-BF200は、そのサイズに加えて後述のデザインシート仕様など、女性を意識した製品となっており、より多くのユーザーが普通にBDレコを買うような時代になったことを実感する。ブラック一辺倒のBDレコをテレビの周りに置くのは無骨で野暮ったいと感じる人は多いと思うし、今度こそ定着するのではないかと思うのだが、さてどうなるだろう?

本体前面。いわゆる表示ディスプレーはなく、電源と録画時のLEDランプがあるだけ。ボタンも電源とディスク取り出しのみのシンプルさ

本体前面。いわゆる表示ディスプレーはなく、電源と録画時のLEDランプがあるだけ。ボタンも電源とディスク取り出しのみのシンプルさ

本体背面。地デジ専用のため、アンテナ入力は1系統。映像出力はHDMIとビデオ出力のみ、あとはEthernet端子と、装備は最小限だ

本体背面。地デジ専用のため、アンテナ入力は1系統。映像出力はHDMIとビデオ出力のみ、あとはEthernet端子と、装備は最小限だ

 本機の最大の特徴は、ズバリこの形状だ。本体にはチャンネルなどを表示するディスプレーがなく、BDドライブもスロットイン方式となっているので、いわゆる一般的なBDレコとはまったく印象の異なるものとなっている。

側面部は取り外し可能な透明カバーを備えており、中のシートを交換することでイメージを変えられるようになっている

側面部は取り外し可能な透明カバーを備えており、中のシートを交換することでイメージを変えられるようになっている

 ユニークなのが、側面の透明カバーが外せるようになっており、あらかじめ装備されたデザインシートを交換することで、外観のイメージを一新できること。製品には模様入りと無地のシートが付属しているが、購入者には5パターンのデザインシートがプレゼントされるキャンペーンも行なわれている。デザインシートの絵柄は、女性ユーザーを意識したものとなっており、それだけで男性ユーザーは自分にはあまり関係がないと思いがちだ。

 しかし、気がついている人もいるだろうが、このシートは容易に自作できる。自分の気に入った写真などをプリントアウトして使ってもいいし、アニメをはじめとするさまざまなイラストなどを使えば、手軽に「痛BDレコ」が製作できるというわけだ。

 1クールの放送に合わせて、いつもマイフェイバリットな作品仕様に仕立てて使うのも、なかなか痛快な使用スタイルだと思うが、いかがだろうか。

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