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物欲AVコモノ道 第77回

「Galaxy Tab」のAV機能をチェック!

2010年12月08日 12時00分更新

文● 川添貴生/インサイトイメージ

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動画/静止画ビューアとしても便利

DLNAサーバー/クライアントとしても利用可能で、Galaxy Tab内の静止画や動画を液晶テレビに映したり、あるいはPC内の動画をGalaxy Tabで再生できる

DLNAサーバー/クライアントとしても利用可能で、Galaxy Tab内の静止画や動画を液晶テレビに映したり、あるいはPC内の動画をGalaxy Tabで再生できる

 Galaxy Sにも付属していたが、DLNAクライアントやDLNAサーバーとして利用できる「AllShare」を利用すれば、パソコンやDLNA対応NASに蓄積している動画や音楽を再生したり、逆にGalaxy Sで撮影した動画をパソコンで見たりできる。

 YouTubeでも同様だが、DLNA経由でGalaxy Tabを使って動画を再生すると、やはり3.5~4型の画面サイズのスマートフォンにはない大迫力で動画を楽しめる。解像度の観点から言えば、Galaxy S(4型、480×800ドット)とGalaxy Tab(7型、600×1024ドット)との間に大きな隔たりはないが、単純に画面が広くなることで印象は大きく違うのだ。

大型ディスプレーは便利だが、AVデバイスとして考えると……

 動画コンテンツのビューアとして考えるなら、この7型ディスプレーを搭載していることのメリットは極めて大きい。

 ただ、画面の大型化は携帯性の低下にもつながる。スマートフォンであれば気軽にポケットに入れて持ち運べるが、7型のディスプレーを搭載するGalaxy Tabはそうそうポケットには入らない。

 AV系デバイスとして考えた場合、静止画や動画を「撮る」ことを中心に使うのであれば、やはりGalaxy S、あるいはiPhone 4のようなスマートフォンの方が使い勝手はいい。

 一方で、外出先でコンテンツを「見る」ために使うのであれば、Galaxy Tabの大画面のメリットが活きてくる。AVとは若干離れてしまうが、電子書籍を読んだり、あるいはワープロソフトなどで作成したドキュメントを閲覧するといった使い方には、この大画面は向いている。

 特にそれを実感するのが、電子書籍サービスでコミックをダウンロードして読むといったケースだ。Galaxy S、あるいはiPhone 4といったスマートフォンでは、ページを拡大してスクロールさせながら読むことになってしまい面倒だ。しかしGalaxy Tabであれば、拡大せずそのままのサイズで読み進められるため、スクロールの手間が減る。この違いはコンテンツへの没入感に特に大きい。

 いずれにしても、Galaxy SやiPhone 4のようなスマートフォンとは別物であるのは間違いない。画面の大きさを活かし、自宅や外出先で気軽に動画をはじめとするコンテンツを楽しみたいなど、ビューアとしての使い方を中心に考えているのであれば、便利に使えるのではないだろうか。



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