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5GBまで無料、日本語電話サポートも開始

「SugarSync」の日本正式版スタート──7割超す満足度

2010年12月02日 13時30分更新

文● TECH.ASCII.jp編集部

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 12月2日、BBソフトサービスは米SugarSync社の提供する「SugarSync」の日本語版サービスを14日に開始すると発表した。

BBソフトサービスは米SugarSync社の提供する「SugarSync」の日本語版サービスを14日に開始すると発表

 SugarSyncは5月に、SugarSync社の手で日本語化されていた(関連記事)が、あくまでも日本語メニューも用意された全世界向けのサービスという位置付けであった。今回日本語版正式サービスとなったことで、有料会員の利用料金が円建てとなり、日本語での電話サポートなども提供される。

 合わせて14日からAndroidストアで、Android向けの日本語版クライアントも提供する。

SugarSyncのCEO、ローラ・イーシーズ氏。チェック・ポイント、ヤフー、ネットスケープなどインターネット企業での経験も持つ

 BBソフトサービスは、9月からSugarSyncと提携しており、SugarSync.jpというサイトを開設している。従来はSugarSyncのサービス紹介などを行い、サービスの申し込みは、SugarSync.comでするという流れだったが、14日以降はこのSugarSync.jpですべての日本語版サービスを提供するという。

 なお、日本から米国版のSugarSyncを利用している既存ユーザーに対しては、2011年初めから順次、日本語版サービスへの移行を促していく。移行すれば、保存済みのデータなどをそのまま引き継ぐことが可能。移行せず、そのまま米国版サービスを使い続けることもできるが、14日以降の申し込みは日本語版サービスに一元化される。

 SugarSync日本語版サービスの利用料金は、5GBまで無料。それ以上の容量を利用したい場合は、30GBまで月額525円(または年額5250円)、60GBまで1050円(同10500円)、100GBまで1575円(同1万5750円)、250GBまで2625円(同2万6250円)、500GBまで4200円(同4万2000円)となる。

 また、2010年12月14日から2011年3月31日18時までに有料会員となったユーザーは、申し込み月・無料、以降1年間20%オフの金額で同サービスを利用できる。

BBソフトサービスの溝口 泰雄代表取締役社長

同じく瀧 進太郎取締役

 SugarSyncは、パーソナルクラウドと呼ばれるサービスで、パソコンの「複数ファイル」に保存したデータをクラウド上に自動的にアップロードし、他のパソコンやiPhone/Androidなどのスマートフォンで活用できる。ユーザー数などは非公開だが、全体の10%が有料会員。35%が米国外から利用しており、うち15%が日本からのアクセス。他の地域に加え2倍速い伸長率でユーザー数が拡大しているという。

 BBソフトサービスでは、今後SugarSyncの法人展開やパッケージ販売といった新しいチャネルの開拓にも取り組んでいくという。

スマートフォンの販売台数は2013年までに全世界で10億台に達する見込み。同時に2年に2倍の速度で増えるパーソナルデータをいつでもどこでも使いたいというニーズが増える。SugarSyncはこうしたデータをすべてクラウド上で管理し、さまざまな機器で利用できるようにするサービスだ。すでに日本でも多くのユーザーが活用している

すでに活用している2本のユーザーにアンケートを取ったところ、71%という高い満足度が得られた。ただし、いくつかの要望もある。日本語正式版のリリースで、これらの要望に応えられるとBBソフトウェアは言う

SugarSyncには、複数フォルダをまたいだ同期や異なるアカウント間でのデータの共有/同期など競合サービスにはない特徴を備えている

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