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Lenovo Ideaシリーズ大研究 第12回

あなたの要望に応える実力かどうかを徹底検証

IdeaCentre B305 (4)──用途別に性能をチェック!

2010年12月13日 11時45分更新

文● シバタススム、写真●篠原孝志(パシャ)

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4回目となった「IdeaCentre B305」の紹介記事も今回が最後となる。今回は気になるベンチスコアと各シチュエーションでのCPU負荷を見ながら、B305で何ができるのかをまとめていきたいと思う。

 さて、早速ベンチマークを取ってみることにした。第1回でも触れたが、本機は実売価格8万円ということもあり、CPUはコスト性能の高いデュアルコアのAMD AthlonⅡ X2 235e(2.7GHz)を採用。グラフィックもAMD 760Gチップセット内蔵のATI Radeon HD 3000を採用している。

 10万円オーバーの一体型機では、インテルのCore i5シリーズが用いられるケースが多いため、単純に性能だけをみると一歩譲る部分があるのは否めない。しかし、それは価格によるクラス差というべきもので、重要なのは自分が使いたいと思う用途に対して、十分な体験が得られるかどうかであろう。

 AMD製CPUの性能に関しては、ややイメージがしにくいと感じる読者が多いのではないかと考慮して、ここでは、CPU負荷をみながら、実力を見ていこう。

PCMark Vantage──ベンチマークの値は平均的なデュアルコア機

 スコアは4431。インテルの一世代前のCPUとなる、Core 2 Duo機などでは4000前後の値が出るため、ほぼ標準的な値と言って良いだろう(※Build 1.0.2 1901)。

 一方、エクスペリエンス インデックスの総合値は4.2。詳細を見ると、CPUそのものは6.2と高いが、3Dグラフィックスが4.2となっており、その性能の弱さが足を引っぱっている形だ。

 余談だが、3Dゲームのベンチマークとして中~重量級の負荷が掛かる「A列車で行こう9」のベンチマークを走らせてみたが、フレームレート(動きの滑らかさ)は、10fpsとゲームをするには厳しい結果となってしまった。

 とはいえこれはFPSを含めた最新・高負荷な3Dゲームを考えた場合で、2D系のゲームやライトな3Dゲームであれば、問題はなくプレーできる。

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