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T教授の「戦略的衝動買い」 第127回

レトロボトル入りセピア色の万年筆インクを衝動買い!

2010年12月02日 20時00分更新

文● T教授

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 筆者は特段、万年筆マニアでもコレクターでもないので、ボトルインクにそれほど強烈な嗜好はないものの、インクをビンから吸入するコンバーター式万年筆には、主としてモンブランのロイヤルブルーやブルーブラックを普段使いにしている。ちなみに、最近モンブランのインクボトル・デザインにおいて最近新旧の世代交代があり、そのデザインの変遷も興味深いものとなっている。

筆者の普段使いのボトルインクはモンブラン。左が旧ボトル、右が新デザインのボトルだ。いずれも捨てがたい魅力に溢れている

 丸善の「アテナインキ(セピア)」は、大正ロマンの香りがする、貴重な薬品を入れるような古風な瓶に入っており、味のある緑色の紙箱に収納されて出荷される。

大正ロマンを感じるチープさだが、味のあるパッケージに入って販売されている

 筆者は、万年筆マニアから見ると明らかに邪道かもしれないが、愛用の「ルイ・ヴィトンの万年筆」に「アテナインキ(セピア)」を入れて毎日楽しんでいる。モンブランの青から黒に変化するブルーブラックのインクに慣れた目には、女神アテナの名を冠した”イカ墨色のインキ”は極めて新鮮だ。しばらくはこの”ガングロ女神”の魅力から逃れられそうにない。

筆者は、OMAS(オマス)のOEMであるルイ・ヴィトンの中字万年筆に「アテナインキ(セピア)」を入れて使っている。夏目漱石は、このセピア色のインクが好きだったようだ

「アテナインキ(セピア)」のセピア色は、よく見ると黒に近い濃い褐色。あの懐かしい「ガングロ」?


T教授

今回の衝動買い

アイテム:丸善「アテナインキ(セピア)
価格:2100円(丸善 日本橋本店地下にて購入)

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。

■Amazon.co.jpで購入

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