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Lenovo Ideaシリーズ大研究 第5回

AMD VISION採用の11.6型モバイルノート

IdeaPad U165(1)─薄型・軽量重視の高性能小型機

2010年12月10日 12時00分更新

文● エースラッシュ

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「IdeaPad U165」

モバイル用途で活用できる高性能小型機

 「IdeaPad U165」は、カジュアルユーザーによるPC利用をターゲットとする「AMD VISION」プラットフォームを採用した11.6型モバイルノート。電子メールやウェブブラウジングをはじめ、高解像度の写真/ビデオなどのマルチメディア用途まで難なくこなせる性能を備えている。また最薄部25.3mm、最軽量構成で約1.3kgと薄型・軽量を追求しており、常用できるモバイル機を望むユーザーにお勧めしたい。

発売時期:2010年10月

 レノボのノートPCラインアップの中で、「モバイル用途で活用できる高性能小型機」という位置付けになる製品が「IdeaPad U」シリーズだ。

IdeaPad U165

 「IdeaPad U165」は、先行して発売された「IdeaPad U160」の兄弟機となる。大きな相違点として、IdeaPad U160のCPUがインテル製であるのに対して、IdeaPad U165はAMD製のCPUを搭載している点が挙げられる。

 採用されているCPUは「AMD Athlon II Neo デュアルコア・プロセッサ K325」。

 AMD Athlon II Neoというのは“モバイルエンターテインメントPC”向けの省電力CPUで、インテル製品ではNetbookなどで採用されている「Atom」シリーズがライバルとなる。

 シングルコアとデュアルコアの製品が存在し、AMD Athlon II Neo デュアルコア・プロセッサ K325はデュアルコア製品の中では最も手ごろなCPUとなっている。クロック周波数は1.3GHzだ(一般的に同じ種類のCPUであれば、クロック周波数が高いほど高性能)。

AMD Visionのロゴ

 また本機はAMD VISION対応機種となっている。PCの性能はCPUやチップセット、グラフィックスチップ(GPU)など使用しているパーツによってある程度推測が付くが、マニアはともかく一般ユーザーには、単にCPUやGPUの型番を書くだけでは、どのぐらいの性能を持ち、どういった用途に適した製品なのかはイメージしにくい。

 そこでAMDでは、そのPCがどの程度の性能を持ち、どんな用途に向いているかを示す基準としてAMD VISIONを設けている。AMD VISIONにはいくつかの種類がある(VISION PREMIUMやVISION ULTIMATEなど)が、最もベーシックなAMD VISIONでも、写真/ビデオのオンライン視聴、電子メール、ウェブブラウジング、音楽などを楽しむのに十分な性能だ。

 つまり、本機はこれら日常生活に溶け込んだ用途ならば十分こなせる性能を備えていることになる。

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