アニメファンならぜひ行きたい！聖地巡礼ツアー 第8回

土日でどこまで回れるか!?　聖地巡礼弾丸ツアー！

第2ポイント：豊郷小学校旧校舎（8時10分）

　第2期も好評のうちに終了し、最終回で公表された劇場版の公開が待ち遠しい「けいおん！！」。そこに登場する桜が丘高校のモデルになっているのが、滋賀県犬上郡豊郷町にある豊郷小学校旧校舎。

まずは校門をパシャリ。多くのファンがいるけいおん！だが、同行者もご多分に漏れず。この校門から覗く校舎を見ただけで、テンションはマックス！

　当初は我々オタクに懐疑的だった自治体も最近は受け入れてくれるようになり、劇中で部室として毎話登場した音楽室にはけいおん！グッズを置くことを許可されていたり、巡礼者の多さに「けいおん！カフェ」の開催が決まったりと、巡礼するたびにうれしい変化がある人気の聖地だ。
　ちなみに、当日は放課後ティータイムのメンバーである、あずにゃんこと中野梓の誕生会や、痛車オフと有志が主催した2つのイベント日と重なったため、多くの巡礼者でにぎわっていた。

音楽室までの階段にあるうさぎと亀のモチーフ。劇中では場面転換やさまざまな間で登場していた

日々の練習に活用していた部室。入り口では、主人公である平沢唯が私物として持ってきた設定の「コルゲンのケロちゃん」がお出迎え。関東在住の筆者は、気軽に訪れることのできない聖地なのだが、巡礼するたびに巡礼者の手により新しいグッズが増えているのが印象的だ

現在の机は、有志が持ち寄ったセットで豪華に

前述したイベントが重なったため、朝一番にも関わらず部室にも大勢の人が詰めかけた。来るたびに内容が変わる黒板は、何度も来る巡礼者を楽しませてくれる

豊郷小学校から彦根ICまでの間で見つけたローソンで購入したけいおんのおかし。近所で買うより、聖地で買うのが通でしょ！

第3ポイント：城端中学校付近（13時11分）

　1日目の巡礼は、残すところ3つ。流石に0時からスタートしているので、同行者が後部座席で昼寝したりと、徐々に肉体的には疲れが表面化し始めていた。
　そんな中、続いて訪れる聖地は、2008年に放映され、背景の美しさが好評だった「true tears」だ。舞台となる麦端町は、富山県南砺市城端地区がモデル。主人公たちが通う高校や終盤に登場するお寺がある以外にも、アニメ制作会社であるP.A WORKS社も同地区にある。町としても出演声優を呼んでのイベントを開催したり、true tears柄のポイントカードを発行したりと、町おこしの一環として作品を使用しているのもポイントが高い。
　また、劇中で開催される「麦端祭り」というお祭りは、「城端曳山祭」と「城端むぎやまつり」が合わさったもので、その時期は普段は静かな城端地区が騒がしくなる。加えて、善徳寺は宿坊として利用できるのでお祭りに参加したあとは、すぐに床に着けるという贅沢も味わえるぞ。

ヒロインのひとり、石動乃絵とその兄、石動純がふたりで買い物に来たスーパー「A・COOP なんと セフレ」。乃絵たちの自宅とされる民家からバイクで10分ほどの距離にある。同行者が店名に突っ込んでいたが、筆者は紳士的な対応でスルー

こちらは純が学校帰りの乃絵をビックスクーターで拾うシーンに使われた路地。特徴的な道路と善徳寺の横ということもあり、路地とはいえ簡単に見つけられる

主人公の仲上眞一郎が麦端祭りで披露する踊りを練習していたのが、善徳寺本堂の隣にあるこの善徳寺会館。本堂は開基より530年以上経つ立派な建物で、同行者たちも感嘆の声を上げていた

ヒロインのひとり、安藤愛子と野伏三代吉が下校中に歩くシーンで使われた交差点。こちらも善徳寺本堂からすぐのため、見つけやすいポイントだ

麦端高校のモデルは南砺市立城端中学校だ。特徴的な体育館の屋根が劇中でも度々登場していた

校舎と校庭の間にある階段は、ヒロインのひとり湯浅比呂美がお弁当を食べるのに利用していた場所

これが町おこしの一環で発行されていたポイントカード。現在では入手困難だが、もしかしたら巡礼者が利用しない店舗ではまだ残っているかも？

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