第4ポイント:白川郷(14時16分)
城端地区のまったりとした時間に当てられるように、一行もゆったりとした気分になってしまったが、先はまだまだ長い。気を引き締めなおすととともに、次の目的地を目指す。
しかしながら、次の目的地である白川郷は、城端から少し南に下るだけで行ける。アニメファン、いや、聖地巡礼マニアからすれば、1時間ほどで行き来できる城端地区と白川郷はもはやセット扱いと言っても過言でない。何を隠そう筆者も、白川郷に行く時は必ず城端地区に立ち寄っているのがその証拠だ。
しかし、同行者たちはこの短い移動時間で、しかもアニソンを熱唱しながら運転する筆者を横に、城端土産を平らげていた。……白川郷に着く前に、L5を発症した筆者が車内で惨劇を起こしそうな雰囲気だったが、前述したとおり短い移動時間のおかげで惨劇回避となった。
さて、察しの良い読者は気づいているかもしれないが、ここ白川郷が聖地の作品はTYPE-MOONの「月姫」と並んで同人ゲームから大ヒットを飛ばした「ひぐらしのなく頃に」。劇中で惨劇の舞台となる雛見沢村のモデルは、ユネスコの世界遺産にも登録されている景勝地でもある。合掌造りの建物が立つ集落は、目指すところを決めずに歩き回るだけで、ここが雛見沢村だということを実感させてくれる。それは町並みというよりも、村が醸し出す雰囲気がそう感じさせてくれるのだと筆者は思う。
第5ポイント:木崎湖(20時03分)
さて、今回のツアーで宿泊地に選んだ場所は、「おねがいシリーズ」の聖地である木崎湖だ。おねがいシリーズの第1作「おねがい☆ティーチャー」は、「聖地巡礼」という行為をアニメファンが一般的にとるようになった記念すべき作品。そんな土地で宿泊できるのは、もう聖地巡礼マニアからすれば感涙ものだろう。
当日はニコニコ動画やYouTubeなどで人気のジェイソンさんが、「木崎湖で彫る 第3弾」の氷柱から「東方プロジェクト」のチルノを彫るというイベントが開催されていた。そのため、現地には20時近くに到着したが、何組かの巡礼者とすれ違ったほか、宿泊地の木崎湖キャンプ場でも会った。
1日目のまとめ
聖地巡礼弾丸ツアーの1日目は、木崎湖キャンプ場のバンガローで宿泊ということで終了。到着時刻は20時過ぎで予定していた時間と大差なかったので一安心だ。
なお、秋葉原駅前から木崎湖キャンプ場までの移動距離は、のべ1020キロ。掛かった料金は高速料金が4450円、給油は2回ぶんの65リッターで9639円。高速道路の休日特別割引が効いていても、流石に費用がかかると痛感した。
(次ページへ続く)
この連載の記事
-
第20回
ゲーム・ホビー
これが「艦これ」提督的年末年始の過ごし方だ! -
第19回
ゲーム・ホビー
氷菓のロケ地とともに日本の歴史を紐解く旅 -
第18回
ゲーム・ホビー
ガールズ&パンツァーの聖地・大洗で初日の出&初詣! -
第18回
ゲーム・ホビー
「あの花」の秩父が本気出した! コラボ振興券発売 -
第17回
ゲーム・ホビー
アキバ系年末年始の過ごし方「関東萌え神社仏閣制覇の旅」 -
第16回
ゲーム・ホビー
「あの花」の聖地・秩父でめんまたちの息吹を感じる -
第15回
ゲーム・ホビー
「花咲くいろは」の聖地を放送中だけど巡礼してきた! -
第14回
ゲーム・ホビー
聖地の宝庫、広島で「たまゆら」ゆかりの地を巡る! -
第13回
ゲーム・ホビー
満を持して登場! 「けいおん!」の聖地で誕生会 -
第11回
ゲーム・ホビー
1日でどれだけ回れるか!? 関東の聖地を電車で限界巡礼 -
第10回
ゲーム・ホビー
聖地巡礼番外編! 冬の木崎湖、マジ聖地! - この連載の一覧へ