キャラクターの表情は180種類、ポーズは120種類
それではまず背景の配置から!
「背景画像」のタブをクリックし、プルダウンメニューからカテゴリーを選択。ジャンルは「学校」や「住宅街」、「夜空」など、いかにも背景らしい絵のほか、チェックや水玉模様などのパターングラフィックも選択可能。背景画像を拡大したり移動しても枠は固定されたままなので、画像内の一部分をアップにして使うこともできる。
背景画像にはユーザーが用意した画像も指定できる。デジカメで撮った写真を取り込むことで、たとえば、友だちと旅行したときの写真を使ったマンガも作れる。「ぶらり! 飯田線の旅」マンガ版なんてのはいかがだろう。
背景の配置が終わったら、今度はキャラクターの配置だ。収録されているキャラクターは、女子学生が2人と男子学生が1人、女性と男性の先生の合計5人。学園マンガを作るための最小構成といった感じだろうか。
この中で、「コミPo!」のイメージキャラクターを務める「こみぽちゃん」(小石川美保)だけは、通常のほかにコミカルな表情のバリエーションがあらかじめ用意されている。ギャグマンガなどで重宝しそうだ。
特筆すべきは、これらのキャラクターがすべて3Dデータで作られているということ。
コマに配置したキャラクターは、拡大縮小だけでなく、回転させることもできる。背景と同じ要領でコマにドラッグ&ドロップすると、キャラクターの中央には「3Dハンドル」と呼ばれるインターフェースが表示される。
ここをマウスでドラッグすると、キャラクターがくるくる回転する。もちろん配置したキャラクターは後から何度でも調整できるため、とりあえず配置してみて、角度を調整していこう。これは紙にペンで描くマンガでは絶対にできない芸当だ。
キャラクターには、ポーズや表情も多数用意されている。今回の試用版でも、表情は180種類以上、ポーズは120種類以上も入っていた。フツーのマンガを作るのなら十分すぎると言える数だ。
キャラクターが3Dで、なおかつカメラアングルが自由自在、ポーズも好き勝手につけられる――となると、やはり男性の読者なら誰もが気になるアレをチェックしてみたくなった。そう、「この女子はパンツをはいているかどうか?」
……そんなところに時間をかけても仕方ないので、結論を言えば「はいてます」。確認できたということは、そう、パンチラシーンの出てくるマンガも作れます。ええ、おまかせください。創作意欲のある読者は、ぜひご自分でトライしていただきたく。
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