みなさんマンガは好きですかー? はい、いいお返事です。みんなマンガが大好きなんですね!
そんなコール&レスポンスができるほど、日本は世界一のマンガ大国。でも、そんなマンガ好きでも、自分でマンガを描いているという人は少ないのでは。実際に描くとなると絵の腕前がなければならず、趣味としてのハードルはかなり高いはず。
しかーし、今回紹介するツールによって、そのハードルはぐーんと下がる。そのツールは「まったく絵が描けなくてもマンガを作れる」という、すさまじいコンセプトのもと生まれたマンガ作成ツール、「コミPo!」。
これはマンガ制作の大革命かもしれない……のだが、何ができるのか、実は詳しく分かっていない。そんなわけで、まずは筆者が「漫画家」になってみることにした。
パソコン用コミックシーケンサーソフト「コミPo!」
CPU:Pentium4(2.0GHz)以上 GPU:VRAM 128MB以上(DirectX 9.0c対応)
メモリー:1GB以上 OS:Windows 7/Vista/XP(SP3)
価格:9700円 発売:12月15日 販売:ウェブテクノロジ(公式サイト)
購入:Amazonで予約する
マウスだけで漫画が「描ける」
「コミPo!」はマンガ制作に特化したグラフィックツールだ。あらかじめ「4コママンガ」と「ページマンガ」のテンプレートが用意されているので、表示された枠の中にキャラクターや背景、文字などの要素を詰め込んでいくだけでマンガが完成する。
まず4コママンガのテンプレートを開くと、4つのコマが縦に並んだページレイアウトが画面に表示される。画面右側には「レイヤーリスト」が表示されており、このページ内に含まれるすべての素材が順番に並んでいる。
レイヤーはPhotoshopやPowerPointなどのグラフィックツールと同じ感覚で使えるため、ほかのグラフィック製品を多少でも使った経験があればすぐに使いこなせるはずだ。
必要な素材は、すべて「コミPo!」に収録され、別途用意する必要はナシ。画面左側の「素材リスト」には、3Dキャラクターやアイテム、背景画像、フキダシなどが入っている。これをコマにドラッグ&ドロップしていくだけで、マンガが完成してしまうわけだ。
フキダシにネームを書く以外、使うのはすべてマウス。操作性はとてもいい。サクサクと画面ができていくので、楽しみながら作業できる。
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