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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第177回

つい応援したくなる!? 公園で見かけた新参猫

2010年11月26日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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先住猫登場でうろたえる新参白黒猫

やってきた先住猫を撫でながら撮影。撫でられるのは大好き(2010年11月 リコー GXR+28mm F2.5)

やってきた先住猫を撫でながら撮影。撫でられるのは大好き(2010年11月 リコー GXR+28mm F2.5)

 そこに現われたのが、人なつこい先住猫。そういえば、この猫も4~5年前に捨てられていたのだった。新参白黒猫にライバル心むき出しで、遊べ遊べ、腹減った腹減ったと寄ってくる。

 新参白黒猫が遊んでほしいとばかりに近寄ると、シャーッと威嚇。まだまだ折り合いはついてないようだ。

 しょうがないな、とベンチに座ったら、すかさず飛び乗ってきた。

 昔からこの猫は膝が大好きなのだ。ちょっと油断するとすぐこうである。寒くなるともっと大変。

 すると新参白黒猫が近くにやってきて、うらやましげに「にゃあ」。先住猫はこの膝は自分のものだとばかり、ぎゅっとしがみつく。あ、腿の上で爪を出すんじゃない。痛いじゃないか。

膝の上の先住猫と新参猫が見つめ合うの図。耳がただれているのはもう治らないっぽい(2010年11月 リコー GXR+28mm F2.5)

膝の上の先住猫と新参猫が見つめ合うの図。耳がただれているのはもう治らないっぽい(2010年11月 リコー GXR+28mm F2.5)

今度は新参猫の方にピントを合わせてみた。うらやましげな顔をされてしまった(2010年11月 リコー GXR+28mm F2.5)

今度は新参猫の方にピントを合わせてみた。うらやましげな顔をされてしまった(2010年11月 リコー GXR+28mm F2.5)

 にらみを効かされたからか、新参白黒猫はこれ以上近寄れず。近くをうろうろしてる。

 まだ毛にツヤもハリもあって、汚れてなくて、きれいな猫である。真ん中分けの顔もなかなか凛々しい。世間ズレする前に里親が見つかるといいなぁ。うちは「これ以上増やしたらダメ」と言われているし。

 そんなことを思いながら、また公園探検に出かけたのでありました。

どこまでもつながるはるかな道に向かって歩み始めた子猫……という写真だけど、そう見えるように撮っただけで、実際にはその辺で遊んでいるだけなのでした(2010年11月 リコー GXR+28mm F2.5)

どこまでもつながるはるかな道に向かって歩み始めた子猫……という写真だけど、そう見えるように撮っただけで、実際にはその辺で遊んでいるだけなのでした(2010年11月 リコー GXR+28mm F2.5)


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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走りながらネコを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影のネタ帳 シーン別ベストショットの撮り方』(MdN)、『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫。2010年4月27日発売)。Twitterアカウントはogikubokei。ときどき猫動画をアップするYouTubeのアカウントもogikubokei。



*次回は2010年12月3日掲載予定



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