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T教授の「戦略的衝動買い」 第126回

「Bose IE2」ヘッドホンはiPodと相性バッチリか!?

2010年11月26日 12時00分更新

文● T教授

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 筆者はクラシックファンだが、モバイル環境ではクラシック音楽を聴くことはまずなく、J-POP系は場所に関わらずまったく聴かない。好きな音楽ジャンルは、ロック、ブルース、R&B、ジャス、女性ボーカルなどだ。基本的には、臨場感とスピード感、アタック感のある音楽が大好きだ。

Bose IE2は、クラシック以外なら、音楽ジャンルをあまり選ばず、iPod系の機器との価格バランスも上々。純然たるエレクトリック系よりもアコースティック系のほうが「Bose IE2」は得意としているようだ

 Bose IE2は多少スピード感には欠けるが、その分長く聴いていても耳が疲れないことが特徴だ。下半身肥大型の”ブンブン”というBoseの音作りは不変のDNAとして持っている。ただし生粋のBoseファンには面白くないかもしれないが、Bose IE2は低域に関して前モデルのBose in-ear headphonesから大きく改善されている。

今回の組み合わせは、nanoとshuffleを使ったが、なぜかshuffleは旧モデルの方が音の印象は良かった。shuffleは後退している!?

 サウンドと同じくらい疲れない装着感を実現してくれるのが、S/M/Lの3サイズから選べるウィング型シリコン製チップ「StayHearチップ」だ。チップのウィング部分を耳上部のくぼみにフィットさせることで、耳の奥深くに押し込むことなく安定させることができ、しかも疲れにくい快適な装着感を得られる。

耳の中にしっかりと押し込むタイプのSHUREとビクター・JVC製(左の2個)。これに対し、「Bose IE2」は耳の入口にかぶさるような感じだ。脱落防止の白いシリコン製の柔らかいStayHearチップが、実用性とデザインを兼ね備えた特徴を打ち出している

StayHearチップの取り付け取り/外しは極めて簡単で、お掃除も楽だ

耳殻内部の溝のサイズに合わせて、最適に近いStayHearチップをS・M・Lの中から選んで取り付けることができる。最適サイズが決まるまで何日かかけてTryするのがベストだ。いろいろ試した結果、筆者は今のところMサイズのStayHearチップで落ち着いている

標準で付いてくるIE2の専用ケース。極めて軽く、ジッパー開閉は簡単&即座

iPod touch/iPod nano/iPod shuffleも一緒に収納可能

 大好きなEaglesの「How Long」や「Busy Being Fabulous」を聴いても、カリフォルニアの青い空を思い浮かべることができる表現力は立派だ。SHUREのSE530と比べればパワーとスピード感に多少不満を感じるところはあるが、これは無理な要求だろう。一目惚れしてしまう程チャーミングで個性的な彼女「SE530」と、長く付き合うほどにじっくりと良さがわかってくる疲れない友だち彼女の「Bose IE2」、というイメージがピッタリだ。

筆者は、「Bose IE2」とnanoを都内をウロウロするときに愛用している


T教授

今回の衝動買い

アイテム:Bose「Bose IE2 audio headphones」
価格:1万2600円

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。

■Amazon.co.jpで購入

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