新ストリーミング機能「AirPlay」
AirPlayは、iTunesライブラリーに蓄えられた音楽や映像を、ストリーミングの手法により対応機器へワイヤレス送信する機能だ。AirMac Expressの音楽ストリーミング機能「AirTunes」の名称が変更されたもので、今後はオーディオ機器メーカーなどサードパーティに仕様をライセンス提供し、対応機器を増やす方針という。先日発売されたApple TVも、AirPlay対応機器のひとつだ。
iOS 4.2では、標準装備のサウンドプレイヤー「iPod」やビデオプレイヤーの「ビデオ」、アップルが無償配布するリモコンアプリ「Remote」に、AirPlay関連機能が装備されている。ここで出力先にApple TVなどAirPlay対応機器を選択すれば、そこへ音声と映像が出力される、つまりAirPlay対応機器をワイヤレススピーカー/ディスプレイとして利用できる、という仕組みだ。
なお、Apple TVでAirPlayによる映像のストリーミングを受信するには、最新版ファームウェア(v4.1)が必要。Apple TVをアップデートしないかぎり映像のストリーミングには対応せず、音声しか受信できないので注意しよう。
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Remote | |||
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作者 | Apple | 価格 | 無料 |
ファイル容量 | 14.8MB | カテゴリ | エンターテインメント |
対応デバイス | iPhone/iPod touch およびiPad互換 |
対応OS | iOS 3.1.2以降 |
ソフトウェアキーボードの選択肢が一気に増加(iPad)
iOS 3.2.2時点におけるiPadで利用可能なソフトウェアキーボードの種類は、2種類の簡体字中国語(手書き/ピンイン)をそれぞれカウントすると、日本語を含めて13種。日本語キーボードの配列は、QWERTY-JapaneseのほかAZERTYなど4種類の中から選択できたが、ローマ字入力以外は提供されていなかった。
今回のiOS 4.2では、ソフトウェアキーボードの種類が一気に増加。iPhone向けiOS 4の時点で計54種にまで増えていたが、iPad向けiOS 4.2では日本語キーボードとしてかな入力の「日本語50音キー」が追加され、計55種となった。
その「日本語50音キー」キーボードは、文字通り「あかさたな……」の50音順に配列されている。JIS配列が用意されていないことから判断すると、PCやタブレットデバイスに不慣れな年齢層の利用を念頭に置いているのかもしれない。スピーディーな入力作業に役立つかは微妙だが、iPadのユーザー層を厚くするための好材料になるだろう。
