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痛車でラリー! メロンブックスインテ奮闘記 第11回

メロンインテ、念願のシリーズポディウム! クラス2位を獲得

2010年11月24日 22時40分更新

文● 中村信博 ●写真/中島正義、うえのふみお

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他のチームの動向に目を光らせつつ……

 デイ2。メロン号再スタートの可能性が消え、このイベントでやることがなくなった筆者は、ギャラリーステージに出向いて他のマシンの走りを観戦することにした。だが、目の前を走るマシンの派手なアクションを見ていても、気になるのはネットで配信されているSSタイム速報。ミツバレビン、それにNRSパルサーが、いったい何位に入ってくるのか!?

ぽっかりと予定が空いた2日目は、棚倉から約20kmほど離れたところにあるギャラリーステージ「三株牧野」へ。観戦できるセクターは最初に右左と中速コーナーが続き、その後200mほどの長いストレートとなっている。中速コーナーに挟まれた短いストレートでいかにアクセルを踏み込めるかで、タイムが大きく変わってくるセクターだ

そして筆者はノートPCとWi-Fiルーターを持ち込んで、Ustreamにて実況中継を行なってみた。他人から見ると、この山の中で一体何をしているのか、と思える格好だ……

めろんちゃんズもこちらに移動。さっそくお客さんに捕まってツーショット撮影やサイン攻めにあっていた……

 まずミツバレビン。JN-3クラス8位でフィニッシュして3.5ポイントを獲得、これを加算したシリーズポイントは82.3。よし、メロン号のシリーズポイント96ポイントには届いていない。続いて、NRSパルサーがクラス6位フィニッシュ、獲得ポイントは9。これを、ドライバー若槻選手のこれまでのシリーズポイントに加えてみると……82.5!!

 やった────ッ!! メロンブックス・ラリーチャレンジ、ドライバー眞貝知志/コドライバー田中直哉、ともに2010年全日本ラリー選手権JN-3クラスのシリーズ2位入賞決定─────!!!!

メロン号、悲願のシリーズポディウムを達成!

 ついに、やり遂げた。今シーズン最初に目標として掲げた「JRC2010でシリーズ入賞」を、まさに最高の形で達成した。しかもメロンブックス・ラリーチャレンジがJRCシリーズポディウムへあがるのは、2008年のJN-1チャンピオン獲得以来2度目のこと。あのときもキャラクターカーによる国内チャンピオン獲得は史上初だったそうだけど、今回も3年間で2度のシリーズ表彰台獲得というのはキャラクターカーチームとして快挙らしい。

 もう一度シリーズの頂点をうかがえる場所に上がるため、半年に渡ってチームとファンのみんなが一緒に頑張って戦ってきた。ナマの自然環境の下で戦うこの全日本ラリー選手権で、いろんな悪条件をものともせず応援してくれた多くのファンがいたからこそ、チームはここまで頑張ってこれたのだ。JN-3クラス2位入賞というこの最高の結果は、チームとファンがともに勝ち取った栄冠なのである。

 この場を借りて、チーム代表として一言お礼を。半年に渡り、我がメロンブックス・ラリーチャレンジ"チーム2010"にたくさんのご声援をいただき、本当にありがとうございました!!

 そして、この半年間いただいてきたファンの皆さんからのご愛顧に少しでもお返しをしたいってことで、今年も群馬サイクルスポーツセンター(CSC)にて開催されるファンイベント「ラリーフェスタ2010」に参加の予定。昨年は直前のイベントで大破したためメロン号を持ち込むことはできなかったが、今年は無事に会場でデモランができる見通しだ。

 このラリーフェスタというイベント、とにかくマシンと観客の距離が近い! まるで手で触れられるような位置で繰り広げられるラリーマシンの派手なパフォーマンスには、まさに拍手喝采。プロダクションカー世界ラリー選手権チャンピオンの新井敏弘選手をはじめ、主に関東圏の有名ラリー選手が一堂に会して、トークショーやデモランを繰り広げる一大イベントがこのラリーフェスタなのだ。

 開催は12月5日(日)。この時期の群馬CSC周辺では、路面凍結や積雪などに充分な注意が必要だ。できればスタッドレス、普通タイヤであればチェーンを常備しておくことが望ましい。気温も氷点下近くまで冷え込むので、しっかりとした防寒装備の上で会場まで遊びに来てほしい!

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