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痛車でラリー! メロンブックスインテ奮闘記 第11回

メロンインテ、念願のシリーズポディウム! クラス2位を獲得

2010年11月24日 22時40分更新

文● 中村信博 ●写真/中島正義、うえのふみお

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SS1でいきなりの波乱が起きる
そしてSS2でメロンインテは……

 そろそろSS1の結果が流れる頃か、と携帯から速報ページにアクセスしてみると、どうも様子がおかしい。JN-3クラス先頭スタートのMASCインテグラは順調にフィニッシュしていたが、それ以降のマシンについては、いつまで経ってもタイムが更新されないのだ。これは何かあったな……?

 やがて、JN-3クラスの各マシンのタイムも続々と表示されはじめた。が、しかしそのタイムは、全車いずれもMASCインテグラとまったく同タイム「11分25秒8」がずらりと並んでいる。もちろん、メロン号のタイムも「11分25秒8」。あらら、こりゃ誰かがコースをふさいじまったんだな……。

 真相はこうだ。ラリーでは、誰かがクラッシュしてコースをふさいでしまった場合、後続のマシンはそのステージについてはスルーとなり、その時点で記録されているステージタイムのうち最も遅いタイムが等しく与えられるというルールがある。今回は、クラス2番手スタートのミラージュが途中でストップしてコースをふさいでしまったため、その後続のマシンについては、JN-3クラスで唯一最後まで走ることができた先頭スタートのMASCインテグラのタイムが与えられた……ということだったのだ。

 1本目のステージから、いきなり波乱含みで始まった今回のイベント。できれば、眞貝選手に少しでもグラベルの経験をつませるために、きっちりと走らせたかったところだが……。見方を変えてみれば、すくなくとも最初のステージはトップから離されることがなかった、とも思うことができる。とりあえず仕切り直しということで、次のSS2からの走りに期待しよう。

 ──ところが!

 そろそろSS2のタイムが出るころだ、と速報をチェックしてみるが、JN-3クラスの結果が次々とアップロードされる中で、今度はメロン号のタイムがいつまで経っても更新されない。やきもきしながら待つことしばし、更新されたメロン号のタイムは、他のマシンから4分以上も遅れた総合最下位の位置にあった。眞貝選手のグラベル経験が未熟とはいえ、いくらなんでもこれは遅すぎる。マシンに何かが起きたのか?

サービスパークでメロン号の帰還を待つ、チームメカニックたち。まさか50km彼方でメロン号が止まっているとは、このときは思いもよらず

 やがて、コドライバー田中選手から現状報告の電話が。

とりあえずSS2は走りきりましたが、途中でタイヤがバーストしたので、ステージ中でスペアに交換しました

 なるほど、このタイムの原因はそれか。

ですが、タイヤ交換して走り出してみると、デフが完全にロックしていてステアリング操作すらままなりません。ミッション内部からも異音が出始めていて、サービスパークにたどり着けるかも怪しいところです。リエゾン(移動区間)の広い場所に出たら、デイリタイヤします

 あちゃー、今回はSS2で撤退か……。

 続々と各チームのマシンがサービスAに帰ってくる中、我々はトランスポーターでメロン号の回収に向かう。棚倉から南に約50kmほど移動した先、林道の出口と県道がぶつかるちょっとしたスペースで、メロン号と2人のクルーは我々の到着を待っていた。見たところメロン号に損傷はまったくないが、トランポに載せるために動かしてみると、デフから明らかな異常音と振動が伝わってくる。

ステージ出口でチームを待っていたメロン号。周囲は紅葉まっさかりで、本当なら見とれるほど綺麗な風景のはずなんだけど……

トランポにメロン号をのせて、一路サービスパークへ。空は雲ひとつなく爽快そのもの。なんとなく、リタイヤしてもさっぱりとした気分だ(笑)

我々がメロン号の回収に向かっている間、ルネサンス棚倉ではギャラリーステージの真っ最中。小高い丘の上から眼下のステージを眺められるようになっていて、マシンはいずれも派手なアクションで駆け抜けていく。他にもレプリカカーの展示なども行なわれていたようだ

(次ページへ続く)

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