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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」第41回

最新の無線LAN複合機で空間とコストを節約する技

2010年11月24日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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 ほんの数年前まで、ライター稼業ではFAXが必須だった。原稿を納品した後にはFAXで校正が届くし、チェック後は編集部に戻す必要がある。毎日10枚以上、月間で500~600枚は送受信していたものだ。当時も複合機はあったものの、インク代や耐久性を考えると選べなかったので、業務用の大型機を使っていた。

 しかし、最近こうしたやり取りはほとんどPDFファイルで行なうようになり、FAXの利用頻度は減った。そこで、最新の複合機を導入し、設置スペースと運用コストを減らす技を紹介しよう。

MFC-J850DN 複数のデジタル機器を複合機で置き換えて、省スペース&省コストを実現しよう。今回はブラザーの「MFC-J850DN」を取り上げる

無線LANとFAX機能を搭載した複合機を選ぶ

8年前に購入した業務用の複合機
8年前に購入した業務用の複合機

 筆者は8年前から、「Sitios 7022」というコニカミノルタの複合機を使っていた。業務用だけに使い勝手は優れていたが、高さ112.7cm、重量80.6kgのヘビー級ボディーは、家庭で使うには大きい。大量のFAXを送受信するなら便利だが、最近はほとんどFAXを使うことがなくなった。たまに印刷した契約書にサインと捺印をして送ることもあるが、ドキュメントスキャナーで取り込んで、画像やPDFをメールで送る方が喜ばれる。そこで、家庭用の複合機を検討してみた。

 最近の複合機は、無線LAN機能の搭載がトレンドだ。無線LANがあればネットワークプリンターとして動作するので、複数台のパソコンを運用している筆者のような環境ではありがたい。今回取り上げるブラザーの「MFC-J850DN」(関連記事)も、無線LANを搭載する複合機だ。実売価格が3万円前後とミドルクラスの価格ながら、1台5役の充実機能を備えているのがポイントだ。設置場所の自由度が高い注目機種である。

 フラットベットスキャナーを搭載するので、書籍やカード類のコピーが簡単にできる。ネックはB4用紙に出力できない点だが、A4に縮小印刷すれば大抵の場合なんとかなる。A3用紙の取り込みでは、半分に折って2回スキャンすればいい。

 コードレス子機が1台付属するほか、4色インクのインクジェットプリンターでもあるので、古い電話機やプリンターを置き換えることも可能だ。さらなる省スペース化に役立ってくれる。

プリントに加えてFAXもワイヤレス

 MFC-J850DNはFAXもワイヤレスで送信できるので、設置場所を選ばないのがうれしいところだ。まず電話回線のモジュラージャックがある部屋に、コードレス子機をセットする通信ボックスを設置する。電話回線と複合機本体の接続は子機側が受け持つので、本体はどこに置いてもいい。

 パソコンとは無線LANで接続するので、複合機には電源コードだけつなげばいいのだ。筆者の環境の場合、業務用FAXが占拠している冷蔵庫並みのスペースが空けられるのは大きなメリットである。

 セットアップが完了すれば、普通のFAXとして利用できる。ただし、本製品はADFを搭載していないため、何十枚ものFAXを送るのは手間がかかる。ブラザーの複合機にはADFを搭載している製品もあるが、そちらには無線FAX機能がない。

 しかしこの1~2年では、大量のFAXを一度に送信したことはないので、ADFの必要性は感じない。もしそのような状況になっても、ドキュメントスキャナーで読み込んで「PCファクス送受信」機能(後述)で送信すればいい。

大量の原稿は一度ドキュメントスキャナーで取り込んでから送信する 大量の原稿は一度ドキュメントスキャナーで取り込んでから送信する

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