11月19日、HDEはIPv6環境に対応したLinuxサーバー管理ツールの次期バージョン「HDE Controller 7 Professional Edition」をパブリックベータ版として一般公開した。
HDE Controllerは、同社が1999年より開発/販売を行なっているソフトウェアで、Webやメール、DNSサーバーの管理、ユーザーアカウントやメーリングリストメンバーの管理、サーバーのサービスやログ監視などの機能を搭載する。
HDE Controller 7 Professional Editionでは、メールサーバ(postfix)でIPv6経由でのメール送受信の設定に対応し、アクセス制御やスマートリレー設定でもIPv6アドレスの入力が可能となる。ほかに、日本語版と英語版への切り替え機能の搭載、先日発表されたばかりの「Red Hat Enterprise Linux 6」への対応などが盛り込まれている。
パブリックベータ版は、最終バージョンがリリースされる前に、公開テスト向けに無償で提供されるプレリリース版。公開テストを通じて、多くの環境での検証をユーザーにしてもらい、フィードバックにより、製品の正式リリースに向けて品質のさらなる向上を目指す。また、寄せられた意見や提案を積極的に製品開発に活かしていくという。
公開は同社のWebサイトで行なっており、2011年4月末日まで利用できる。