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3Dに録画機能にLED! 冬ボで買いたい最新テレビ/BDレコ 第6回

日立「Wooo」&三菱「REAL」――画質、機能で驚愕の実力!

2010年11月24日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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BDドライブはスタンドに内蔵

背面の入力端子は、HDMI出力2系統など標準的な内容。CATVチューナーなどと接続できるi.LINK端子も備えている

背面の入力端子は、HDMI出力2系統など標準的な内容。CATVチューナーなどと接続できるi.LINK端子も備えている

側面には、HDMI入力をはじめとする入力端子のほか、基本操作ボタンやSDメモリーカードスロット操作もある

側面には、HDMI入力をはじめとする入力端子のほか、基本操作ボタンやSDメモリーカードスロット操作もある

背面にあるHDDは、カバーを取り外すだけで露出する。万一の故障時でも容易に交換できるような配慮だろう。ただし、ユーザーによるHDD交換は補償対象外

背面にあるHDDは、カバーを取り外すだけで露出する。万一の故障時でも容易に交換できるような配慮だろう。ただし、ユーザーによるHDD交換は補償対象外

BDドライブはスタンド部分に備え、BDレコ同様のトレイローディングとなっている。その上にあるスピーカーは合計10個のユニットを内蔵し、大迫力

BDドライブはスタンド部分に備え、BDレコ同様のトレイローディングとなっている。その上にあるスピーカーは合計10個のユニットを内蔵し、大迫力のサウンドを楽しめる

 続いて外観や装備を見ていこう。入力端子などの装備はHDMI入力3系統など、標準的なもの。HDD+BD内蔵なので十分な装備といえる。BDドライブは、三菱だけがスタンド部分に内蔵。見た目は少々大げさだと感じるかもしれないが、ディスクの出し入れなどはこちらの方が使いやすい。

 そして、左右のスピーカーがウーファーを含んだ3つずつ。センタースピーカーだけでも4つと、合計10個のユニットを配列した「新DIATONEスピーカーシステム」が大迫力だ。スピーカーボックスも大型で、迫力ある音を再現。3D対応モデルということで、音質にもこだわった作りになっている。

見た目が可愛らしい付属のリモコン。赤い「予約する」ボタン、青い「見る」ボタンが大型となり、よく使う機能は押しやすいようになっている。上部(中央)と下部(右)が開くようになっており、その中には設定機能や使用頻度の少ないボタンを備える


使い勝手とは裏腹に
画質設定はマニアック

 フレンドリーな操作感を実現したREALだが、画質・音質に関しては硬派だ。設定機能を見ても、マニアックと言えるほど設定項目が多い。

「LCD-46MDR1」の画質調整のプロ調整画面。同社の超解像技術「ダイヤモンドHD」は、「強/中/弱/切」の4段階で調整できる。このほか、コントラスト補正や輪郭補正、各種ノイズリダクションと、こだわった調整が可能だ

「LCD-46MDR1」の画質調整のプロ調整画面。同社の超解像技術「ダイヤモンドHD」は、「強/中/弱/切」の4段階で調整できる。このほか、コントラスト補正や輪郭補正、各種ノイズリダクションと、こだわった調整が可能だ

 高画質化機能では、上位モデルだけが備える超解像技術「ダイヤモンドHD」を備える。画質的にも、映像の情報量が極めて多く、放送やBDソフトなど、元の情報を出し惜しみなしで描き出すかのような高精細な映像だ。

「ダイヤモンドHD」の効果の違い。「切」(左上)、「弱」(右上)、「中」(左下)、「強」(右下)。もともと精細感の高い画質のため、精細感の向上よりもコントラスト感が強まったような印象になる

 以前のモデルでは暗部のノイズ感などが目立ちやすかったが、本機はノイズのチラツキもかなり抑えられ、鮮明ですっきりと見やすい映像になっている。この情報量の多さは現在の薄型テレビでも1、2を争うものだろう。

 その分、ダイヤモンドHDを使っても、ことさらに情報量が増える印象はなく、輪郭や色の変化がより明瞭になるように変化する。よりキリっとした映像にするなど、ちょっとメリハリを効かせる感じで使うと良さそうだ。

圧縮音声用の補間技術「ダイヤトーンHD」の切り替え。デジタル放送やDVD再生時などの音質改善に効果大

圧縮音声用の補間技術「ダイヤトーンHD」の切り替え。デジタル放送やDVD再生時などの音質改善に効果大

ヘッドホン設定では、音質調整に加えて、独自のヘッドホンサラウンド機能も使用できる

ヘッドホン設定では、音質調整に加えて、独自のヘッドホンサラウンド機能も使用できる

疑似サラウンド機能は、広がり感などに違いのある「モード1」と「モード2」を選択できる。好みに合わせて使い分けたい

疑似サラウンド機能は、広がり感などに違いのある「モード1」と「モード2」を選択できる。好みに合わせて使い分けたい

 このほか、音声設定も極めて詳細だ。AAC音声など圧縮音声での欠落した情報を補間する「ダイヤトーンHD」をはじめ、ヘッドホンサラウンドや疑似サラウンド機能まで備えている。

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