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KORG iMS-20はアプリじゃない、プロ用の楽器だ! 【前編】

2010年11月20日 12時00分更新

文● 四本淑三

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SoundCloudで音楽を共有できる初の楽器

―― KORG DS-10との大きな違いは、オーディオファイルで出力できることですよね。しかもSoundCloudで共有できる。

佐藤 共有に関しては絶対条件でしたから。未来がやってきた感じがするでしょ?

―― これは画期的ですよね。他にも同種のサービスはあったと思いますが、どうしてSoundCloudなんですか?

福田 iELECTRIBEを出したときに、彼らからオファーがありまして。面白いじゃん、一緒にやりたいねと。

「彼らからオファーがありまして」(福田さん)

―― 同じアプリの中で自分の曲と他人の曲が同時に聴けるなんて、強力なコミュニティ感覚がありますよね。

佐野 そこは太字で書いておいてくださいよ! こういう強烈な見た目なんで、みんなそこに刺さっているわけですけど、その見た目と同じくらいの強さを持った仕様が、SoundCloudとの連携なんですよ。初ですよ。こんな楽器、ほかにないでしょ?

―― これはSoundCloud的にもオイシイですよね。iPadでも使えるっていうのは。

佐藤 オイシイと思いますよ。ただ、実現するのは簡単な話ではないですよね。福田くんが頑張ってくれたんだけど。

福田 YouTubeに動画以外のファイルをアップロードさせてよ、というお願いに近いですよね。SoundCloudに1人熱心な方がいて助かりましたが。

―― でもオーディオ共有のサイトじゃないですか。なんでそんなに難しいんですか?

佐藤 オーディオデータだけだと難しくはないんでしょうけどねえ。

福田 そこにオーディオ以外のデータも送り込ませてくれというのは、ちょっと大変ですよね。

―― えっ、これオーディオ以外のデータも送ってるんですか!?

佐野 えっ、知らなかったんですか!

佐藤 あらら!

岡宮 ちょっと四本さん!

佐野 ねえ、ちょっとこれ(テープレコーダー)止めてもらえますか!

―― えーっ!

(怒号飛び交う中、後編に続く)



著者紹介――四本淑三

 1963年生まれ。高校時代にロッキング・オンで音楽ライターとしてデビューするも、音楽業界に疑問を感じてすぐ引退。現在はインターネット時代ならではの音楽シーンのあり方に興味を持ち、ガジェット音楽やボーカロイドシーンをフォローするフリーライター。

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